再生
熱をはらんだ肌の下から
ゆっくりと滴り落ちる
言葉のしずくを
丁寧にそろえながら
一日の始まりのような
かすかな光に
頭を垂れ
清められたその場所に
正しく座る
いまだなお
足りない熱量にすがり
ただひとつの道筋に
目を凝らせば
頭ではなく
震えるほどのしなやかな心で
しびれる色を
深く呼吸する
固く失われていた感受性たちよ
偽りの大地に
身を任せてしまう前に
ふたたび息を吹き返せ
形作る命の意味を
強くかみしめながら
踏みしめた土の香りを
鮮やかに吸い込むのだ