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魔女の試練。

とにかく何だか大変な事になりそう。


「シオン。 お前さんが悪魔界の悪魔共と闘わねばならぬ。 人間界を守る為にだ。 魔女としての力が試される時が来たんだ。 まあ、 予想とはちと違ったがの」


真剣な顔でおばば様があたしに言った。


「えー! 悪魔界に行くの……?」


嫌すぎるし。


「シオン……。 黒雲が出たと言う事は、 相当危ない事を意味している。 このじじが何とかしてやりたいが、 十五の者しかダメなんじゃ……」


「悪魔界へは皆行けるでしょ? もし人間界へ行ってしまっていたら、 私しか行けないって訳で……」


頭がグルグル。分からないよ。


「わしらが悪魔界へ行ったら悪魔は必ず人間界へと逃げてしまう。 そうなった時、 直ぐ様動けるのがお前さんなんだ。 当然わしらも手助けはする。 しかし。 魔女になる為の試練として、 三つの界を守って欲しい」


「おばば様……」


「なぁに。 お前さんなら大丈夫さ。 なんせこのおばばの孫じゃ。 じいさんも魔界の偉い者だし、 何と言っても天使の子供じゃて。 魔女の力以外のものを持っておる」



そんな事言われても、何だか怖い。

だって悪魔なんでしょ?見た事ないし。


「お前さんの肩にかかっておるんじゃ。 シオン……」



ここまで言われたら、よく分からないけど何とかするしかないでしょ。


ママだって闘ったって言うし。


「分かったわ。 悪魔界に行けばいいのね? 皆ちゃんと側にいてよ?」



魔女の端くれ。あたしだって何とかしたい。



「シオン……。 貴女なら大丈夫よ。 と言いたいけど、 やっぱり心配だわ……。 でも皆ついてるからね」




ママ……。少しはあたしを信用して欲しいけど。

心配するのはまあ無理ないか。



せっかくお祭り楽しみにしてたのに、ぶち壊されてしまった。


でも早く何とかしなきゃいけないって訳で、あたしはベスに乗りいざ悪魔界へ向かう事に……。


怖いけど、不安だけど。行くしかない。

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