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第十六話
「そう⋯⋯五十年前、ボクはある仕事で君と出会った⋯⋯。そう⋯⋯出会っただけ⋯⋯。まさかあんな結末を迎えるなんて⋯⋯。ボクはね⋯⋯、あれからずっと考えていたんだよ。そして、ある結論に辿り着いた⋯⋯」
「ちょっと待って⋯⋯私にはあなたが何を言っているのか⋯⋯」
私の困惑気味な言葉に洞門巽は言葉を続ける。
「君はこの後、ヘアヌード写真集を出すんだよ⋯⋯」
「ちょっと待って! なんでそのことを?」
洞門巽の意外な言葉に私は思わず口を挟んだ。
「そして、その後⋯⋯君は風俗の道に堕ちて⋯⋯三年後、自殺したんだよ。そう、ここが君を救える最後のターニングポイント⋯⋯。だから⋯⋯ここに来てもらった⋯⋯⋯⋯」
洞門巽の言葉を聞き終える前に、私の意識は飛んでいった。




