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9話 IKE面

まっちょー、めっちゃーまっちょー。

ーーイケメンの回想ーー


 

 今回は侯爵の息子がメインのパーティーだが、実際は違っていた。侯爵の第一夫人の娘がパーティーに出席するというのだ。病弱で公の場では見たことがある人はいない。彼女の顔を見ようと多くの貴族たちが参加したのだ。


 実際に見た彼女の姿はとても美しく、また愛想も良かった。とても病弱だったとは思えない。ひっきりなしにあいさつされていた。


 一通り終わったのか、姿を見なくなったので外に探しに行ったら見つけた。何かしら接点を持っておこうと近づいた。自然に。私が現れたことにはあまり驚いてはいなかった。むしろ来るだろうとわかっていたのだろうか。手渡したドリンクを一気飲みしてこう言われた。


「鈍器が欲しいの」


 意味がわからなくて少しフリーズしてしまった。

彼女はなんだか呆れたような顔をしていたが、このままではまずいと思い彼女が望むものを聞き出した。


 彼女は何かを壊したいようだが、親からはそれを止められているようであり自分からはアプローチができないこと。他人にやらせるのではなく自分でやりたいということ。


 ぶっきらぼうに話す彼女は、パーティーの姿とは違い新鮮だった。それにこの機会を逃すわけにはいかなかった。また彼女と会えるからだ。後日またご連絡しますと伝えると彼女は手を振りながら去ってしまった。


 ここで彼女に気に入られれば、侯爵からも評価されるだろう。



too Beコンテニュー?




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