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8話 パーチィー

 体は美少女、心はオッサン。そうその名は……


「ユッーーキーーー!!!」


 俺は叫んでいた。自分の名を。

ドレスに着替えてパーチィーに出る5秒前だ。妹が隣でドン引きしていたが無視する。


 これはルーティーン。心を落ち着けるやつね。

とりあえず自分の名前を叫ぶと落ち着くのだ。

叫んですぐ会場へイン。兄が上から紹介されて祝福をうける。正直どうでもいいので拍手をしてから会場を出ようとするが親につかまり、親戚?や、招待客に紹介されていった。


ざわざわざわ〜


「綺麗になりましたね」 「こんどうちのパーティーにきませんか?」 


ざわざわざわ〜



 ひっきりなしにあいさつされた。親の手前、笑顔で対応。なんとか切り抜け、体調が悪いと伝えて退出する完璧なムーヴを見せた。


 会場を抜けた外の庭にでて休憩する。


(少女漫画ならここでイケメンと出会うのかもしれないが、今会いたいのはイケメンではない…)


 今もっとも欲しているのは武器だった。便器を叩き割る強い武器が。



 ひとりでブツブツ呟いていると、声をかけてくる奴がいた。



「飲み物を持ってきました。体調が悪いとお聞きしましたが大丈夫ですか?」


 そこにはイケメンが立っていた。素直に飲み物をもらい一気飲みする。


 「外見とは違って豪快ですね」


 クスクス笑ってるイケメンにグラスを返して、聞いてみた。


「欲しいものがあるんだけど、もってきてもらえる?」


「どうぞなんでも言ってください」


 やはりイケメン、なんでも聞いてくれるようだ。


 「鈍器が欲しいの」


too Becontéにゅー




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