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ずっと一緒に

作者: のんの
掲載日:2019/03/15

「ねえ今日暇?」

女が聞く。

「あー悪い。今日は無理」

「そっか」

知ってるよ。だけどそれでも私を優先してくれなくちゃ。

「悪い。遅れた」

「ううん!ねえどこ行く?」

貴方が話すその女は誰?

「そうだなぁ」

そんな顔、そんなやつにも見せてるの?

「じゃあな」

「うん!じゃあまたね!」

やっと離れてくれた。

「ねえ」

「えっとどちら様ですか?」

そんなこと、どうでもいいでしょ?

「私のものなの。さよなら」

あーあ、手が汚れちゃった。

汚らしい。早く洗わなくちゃ。


「あれ?俺の携帯どこだ?」

「これでしょ?」

「ああ、悪い。ありがとな」

「うん」

良かった。今日は虫が止まってないね。

「今日買い物行かない?本屋に行こうよ」

「いいな。俺丁度買いたいのあるんだよ」

知ってるよ。だから言ったんだから。

「ん?電話だ。…ちょっとごめん」

「うん」

ねえ。その電話、誰から?

「ああ。じゃあまた明日」

もし女なら、また始末しなくちゃ。

「…誰だったの?」

「えっと…実はな…」

「…なーに?」

「俺、好きな子が出来たんだ。明日告白してくる」

「………へーえ」

「応援してくれよな」

「……私が邪魔なの……?」

「えっ?何でだよ。友達なんだしこれからも仲良くしようぜ」

友達…?…友達……?

「……ハッ……うるさいなー」

「えっ?いきなりどうしたんだよ?」

「うるさいから黙っててよ。私のものなんだよ。なのに何で私のことだけ見ないの?私のことだけ知ろうとしないの?私のことだけ考えないの?」

「おっおい…落ち着けって。どうしたんだよ…?」

「私のものなの。私はあなたのこと全部知ってるし、あなたには私しかいらないの」

「おいっ……」

「悪い子。お仕置きしなくちゃ」

「おいっ!!!?待てって!!それは…!」

「さようなら。でも安心して?これからもずーっと一緒だよ?」





『今日のニュースをお伝えします。今朝、マンションの一室で男女の遺体が発見されました。この女性は連続女性殺人事件の犯人と思われ、男性は刺殺、女性は首を吊っての自殺ということです。続いてのニュースです。……」

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