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エレメンタリストの放浪人  作者: あまの てん
9/15

9話 到着

 しばらく馬車に揺られていると、クリスさんから街が見えたと声がかかる。

馬車から顔を出し見てみると、空が赤みがかっており、もうすぐ日が沈もうとしていた。その手前には、高さ10m位ある塀に囲まれた大きな町だ。正面には大人3人分くらいある大きな扉があり、その前には槍を持った衛兵らしき人が2人両端に立っていた。


馬車が近づいてることに気づくと、前に出てきて馬車を止める。


「どこの者だ。」

「クリー商会の者です」

 クリスさんが身分証みたいなものを見せると衛兵が荷物を軽い点検をする。軽く頷くと、こちらを見てくる。


 護衛の人たちは身分証を出す。ちらっと見えたそれには冒険ギルドと書いてあった。


 返してもらった身分証を扉の前にある透明な板のようなものを翳していく。すると、青に光って門番が頷く。

そしてこちらを見る。


 「身分証を見せてくれ。」

 「よそ者なので、身分証はないんですよ。」

 「む、そうなのか?ならば通行料として銀貨を1枚だ。」


 そう言われて銀貨を一枚出す。


 「よし。ではここに手を翳してくれ。」

「これは?」

「そんなこともしらんのか。犯罪者なら手を翳すと赤。それ以外なら青に光る。青に光ったら通っていいぞ。」

「すみません。それで犯罪者とはどこから何でしょう?」

「衛兵につかまると、その具合によって体に印をつけられる。追放にされると赤に光るようになるんだ。正当防衛以外の殺しだと一発だな。」


 えぇ・・・殺しなんてあるんだ・・・気をつけないと。

 板に触れると青に光る

「よし。通っていいぞ。」

門を通ろうとすると、門番に呼び止められた。

「ところで、身分証は作るのか?」

ふむ。確かに作ろうとしても作る場所がわからない。


「身分証なら、市民証、冒険ギルド、商人ギルドがあるぞ。市民証は税金を1か月払えば貰えるぞ。ここの街でしか使えないけどな。戦闘するなら冒険ギルド、商売するなら商人ギルドだ。魔法の研究してるやつも冒険ギルドが多いな。」


うーん・・・一応戦闘はできるから冒険ギルドでいいかな。商売なんてできる気しないし。


「冒険ギルドで登録することにしますね。」

「それならそこを右に曲がると広い建物があって、扉の上に交差した剣があるところだ。時間あるときによるといい。」

「ありがとうございます。」


 門番に礼をしたあと門をくぐる。

 いい人だったなぁ・・・


クリスさん達にお礼を言って別れる。

冒険ギルドで報酬の受け渡しのようだ、

着いていっても登録に時間がかかる様だからだ。

 さてと、夜も遅いし、行くとしても明日だね。


 あ、宿の場所聞くの忘れてた・・・

 そう思いながら道をまっすぐ歩く。夕暮れだからか人通りはあまりないが明りなどが漏れて来て明るい。


 手前には武器屋や雑貨屋などがあり、奥に市民宅があるようだ。奥に行くほど建物が立派になってるから、貴族とかいるのかもしれないな。


 しばらく歩くと<宿り木>の看板が見つかる。宿屋かな。

とりあえずはここでいいかなと思い、入ってみると少し広いカウンターがあり、右側の扉には食堂と書いてある。御飯食べれるかな?


 とりあえずカウンターに行くと、≪御用の方はこちらの魔道具を鳴らしてください≫と書いてある。

 うーん・・・門の時と同じように手を翳せばいいのかな?

 手を翳すと奥の扉から20前半であろう若い女性がでてきた。


「いらっしゃい。お泊りですか?」

「とりあえず1泊お願いします。」

「はい。1泊でしたら銅貨5枚になります。食事つきなら銅貨8枚です。」

「わかりました。食事付きでお願いします。ところで今からは食べられるんですか?」

「今からですか?食事のあまりでいいのでしたら、銅貨1枚で軽い物なら用意しますよ?」

「では、それでお願いします。」

「わかりました。そちらの食堂でお待ちください。」


 そう聞いて、右の扉をくぐる。

 食堂はそこまで広くないが、窮屈でもないくらいに広がっている。

 座って待っていると、奥のキッチンから先ほどの女性がお盆を運んでくる。


 さっきの奥の扉とつながっているようだ。


 「お待たせしました。こちらが食事となります。」


 持ってきたのは白くふわふわのパンと野菜と豆が入ったスープに少しのお肉が入っていた。


 スープを飲んでみると、ふんわりと暖かい気持ちになってくる。


「おいしいです。」

思わずそう呟くと、

「ありがとうございます。」

と、微笑んでくれた。いい子だ・・・


「ではゆっくりとお寛ぎください。食べ終わったら、キッチンのカウンターに置いてください。お部屋は2階の一番奥の部屋です。お体はこちらで拭いてください」

そう言って濡れタオルと鍵を渡してくれた。


食べ終わり、部屋に行くと小さな机と一人用のベッドが置いてある簡素な部屋だった。机に荷物を置き、濡れタオルでべたついた体をふいて、ベッドに潜る。すると、余程疲れていたか、瞼が自然と降りてくる。


おやすみなさい。

状況説明が少なすぎるのかな・・・

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