8話 護衛の仕事
「それで何を聞きたいんだい?」
クリスさんが聞いてくる。
うーん・・・
「とりあえず、街への入り方ですか」
「街へは身分証明できるものを提示すれば入れるよ」
「証明ない場合は?」
「銀貨1枚で入れるよ」
「金なんて持ってないですよ?」
「金もないのか?」
「ないですね」
「うーん・・・金がないと入れんぞ?」
金か・・・
お金は 銅貨、大銅貨、銀貨、大銀貨、金貨、大金貨、白金貨 の順で 10枚で1つ高い単位と同じ価値だそうだ。
『魔石は売れるんじゃない?』
ウィルから提案が来た。魔石か
「素材は入る前に売れる?」
「何もなさそうだが、何か持ってるのか?」
麻袋から魔石を取り出す。
「これなんですけど」
「魔石じゃねーか!自分で倒したのか?」
その声に冒険者たちもこちらを見てくる
「結構大きいぞ!」
最初に話しかけてた冒険者が言う
大きいの?
「これくらいなら銀貨5枚もらえるんじゃないか?」
残り4枚か・・・高いのかどうかわからんな
「売ってから入るにしてもギルドに売るのに手続き必要だし、時間かかる
ぞ?わたしが買い取ろうか?」
値段わからないし売ってもいいかな。
「交渉成立だな。ほら銀貨5枚だ」
「ありがとうございます」
「にしても。何の魔石だ?」
「フォレストウルフですね」
「ほう。フォレストウルフか。見た目によらず実力あるようだな」
「ソロで簡単に倒せるような魔物じゃないからねぇ」
女性の冒険者が言う。そうなのか、もしかしたらボクはちょっと強いのか
な?
そんなことを話してると、サーチに反応がある。
「前から狼みたいな魔物が10匹向かって来ますよ」
「は?狼?何も見えないぞ?」
冒険者たちが疑わしい目で見てくる。
「3㎞位先ですから肉眼じゃ見えないかと」
正直に言ってみる
「3キロだと?そんなもんわかるわけないだろ?!デタラメ言うな!」
「やめなよ、モルド。もしそうなら回避する手が増えるんでしょ?リスク
減るならいいじゃないの。」
さっきから怒鳴ってくる人はモルドみたいだ。女の冒険者に諭されてる。
「どうする?クリスさん?」
「10匹の狼か・・・恐らくガルウルフだろう。もしそうなら危険度4だから回避したいな・・・確かか?」
『ガルウルフであってるよー』
「確かかと。」
「そうか。では遠回りで向かってくれ」
クリスさんが従者に言うと、馬が向きを変えていく。
モルドさんは不服そうだな。
ボクが見ているとモルドさんがにらみつけてきた。
「仕事ないからって嘘ついてるんじゃないだろうな!」
ないならそれでいいと思うけど。まぁ護衛料として乗ってる立場だしね。
そう思いながら、馬車に揺られていった。
初めて評価された。。。ありがとうございます!




