表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
エレメンタリストの放浪人  作者: あまの てん
12/15

12話ネックレスの秘密

12話ネックレスの秘密


 ネックレス探しの依頼主の家に行ってみる。そこは、スラムにあるボロボロの家だった。


 「すみませーん」

 返事がない。いないのかな?

唸ってると、扉が少し空いた。

「・・・なんでしょう?」

 消え入りそうな声で口を開く少女。10歳位の透き通るような青色をしたぼさぼさ髪でやせ細っている。

 食べるものもなさそうだ。とてもお金を払ってまでネックレスを捜してるとは思えない。


「あのー・・・」

 はっ。つい考え事をしてしまった。申し訳ない。

「すみません。ネックレス探しの依頼に来たんですけど。」

「捜してくれるんですか?!」

 それを聞いた途端少女は扉を勢いよく開け、飛びかからん勢いで迫ってくる。えぇ・・・


「はっ。すみません・・・」


「いえいえ。それでどのようなネックレスか・・・」


「あれはおばあちゃんから貰った大切なネックレスなんです!」

「いや、あの、形とか場所・・・」

「あのネックレスは困った時に、何度も助けられたんです!」

「あの・・・」

「おばあちゃんが精霊の力を込めてあるからって、あれじゃなきゃダメなんです!」


 ・・・精霊?もしかすると契約出来たりするのかな?


「はっ!ごめんなさい!つい・・・」


 冷静になったようなので少女に話を聞いてみる


「わたしはミズハといいます。ネックレスは雫の形をしたものです。商店で買い物してた日になくなったんです・・・」


 精霊の力のことはある程度知られているようなので、盗まれた可能性もあるかな。守る力ってどの程度なのかな?


「お願いします!とても大事なものなんです!見つけてくれたら、なんでもしますから!!!」


 何でもって・・・まぁ頑張ってみよう。


 サウンドサーチで雫の形をしたものを捜してみる。


 んー全然見つからない。落ちてないのかな・・・


 とりあえず歩きながら、捜してみよう。


 ・・・1時間歩いて、見つからなかった。貴族の方の街にあるのかな?


 貴族街の方に行くと、人気がなくなっていくのが分かる。服装も上品なものを着ている人が多い。


 (場違い感がすごい・・・)


 少し歩いたところでサウンドサーチを貴族街全体に広げてみる。小さなものを見つける精密作業だから、疲れるのも早い。早く見つけないと。


 見ていくと気になる場所を見つけた。微弱だけど、ウィルと似たような物を感じる。


 どうやら建物の中にあるみたい。


 んー。この格好で乗り込むと、不敬罪とかで即捕まりそうな気がしないでもない。盗んだのを疑うわけだし確証もあるわけじゃない。どうしようか迷っていたが、ふと思う。


 エレスと思想共有できるならエレスを潜らせれば、確証得られるのではないか。


 『エレス。あの建物に見つからずに入れる?』

 『任せてください!』


 そう言って、エレスは頭から飛び降りる。と着地と同時に潰れた。なんで?!

 そう思っていると、床と同化して見えなくなっていく。なるほど。これで見つからないのか。


 エレスはそのまま流れるように進んでいき、目的の建物へ入っていく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ