11話 捕獲、過保護?
Gランクの掲示板をみると、"落としたネックレスを捜して""家の塀の落書
きを消して""庭の雑草抜いて"なんていう子供の手伝いみたいなのが多い。
冒険者に簡単になれそうだから、危険がないクエストをやらせてシステム
を理解させるのが目的なんだろうね。
報酬が銅貨1~3枚がほとんどだけど、1枚で軽い物食べれるから、生活はできそうだね。
どれくらいやればランク上がるんだろうか。
そう思いながら見ていくと、気になるものを発見した。
”わたしのボニちゃんを捜して”というものだ。見ていくとボンバラビと
いう蹴る力がとても強いウサギで捕まえられる人がとても少ないようだ。
そのうえ警戒心が強いので見つかった時には、既に加速した後が多いみたい。
罰金はないみたいだし期間も一週間だから受けてみようか。掛け持ちでき
るみたいだから。他の物もやりながらやろう。
"落としたネックレスを捜して""模擬戦をしてほしい"というのを受けてみる。
受付に持っていくと受付嬢が、何とも言えない表情で受諾した。
うーん。そんなに難しいのかな。
模擬戦は午後3時からみたいだから、まず探し物の依頼主の所に行こう。
・・・お弁当食べてから。
お弁当はサンドイッチの詰め合わせだった。カツや卵サンドなど、いろん
なものが挟んであってボリュームがあった。ウィルとエレスにも結構取られ
たけど・・・。 あーおいしかった。
「すみませーん。冒険ギルドの依頼で話聞きに来ましたー」
「はいはーい。可愛い子が来たねぇ。ワタシはマリーよ。ボニちゃん捕まえ
られるのお願いねー?」
「はい。わかりました。今日来たのは具体的な特徴を教えてもらえないかと
思いまして――――――」
粗方の情報は聞き終えた。茶色くて、後ろ足が大きいウサギか。街の外に
出てる可能性はなさそうだ。
『いくよ。エレス』
『はい!』
<サウンドサーチ>
街全体にエコーを掛ける。小さく動くものを意識して捜す。
お。あれかな。スラムのような、活気がない場所があり、そこに紛れるよ
うにいた。
そのウサギに風の精霊をくっつけてマーキングする。
――――――――そこだ!
追いかけても逃げるので、行先に空気を圧縮した風の防壁で囲いを作る。
突っ込んでも衝撃を吸収して弾かれるだけなので、怪我をさせる心配もない
。
ボニーちゃんを追いかけるのを再開させる。すると、
[ドーーーーーーーーーーン]
「ピギャッ!!!」
爆発音が聞こえた後鳴き声が聞こえる。あれがボンバラビの全力疾走のよ
うだ。
防壁に阻まれてもがいてるウサギに近づくとピギーと威嚇をする。
ボンバラビは足に専用の魔道具をつけることで脚力を抑えるようだ。マリーさんに貰った足輪(?)を足に着けて抱える。すると、さっきまでの警戒
心が嘘のようにすやすやと寝息を立てて寝始めた。
―――「ボニーちゃん!このまま会えないかと思ったわ!」
と泣きながら、ボニーちゃんを抱きしめる。迷惑そうなボニーちゃんに罪悪感を覚えながら、依頼書を受け取る。
「こんなに早く見つけてくれるなんて、正直藁に縋りつく思いだったけど、とても助かったわ。ありがとう!これ依頼書の解決証よ」
うん。こんなに喜んでくれるのは素直にうれしい。解決証ももらったし、今度はネックレスかな。お昼位だから探し物終えたら、模擬戦でよさそうだね。
登録数また増えた・・・うれしい・・・




