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ショゴスの影  作者: 星六
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原付に乗ってアパートの敷地を出る。

辺りは一面の田んぼで、向こうには山が見えた。


街の中心へ向かって走ると、信号が色を落としていた。

どうやら街単位で停電してるようだな。


日曜の朝と言うこともあって車の数が少ないのが幸いし、お互いに注意しながら信号が役に立たない交差点を通る。これが平日だったら大渋滞だろう。



鉄筋のビルや全国チェーンの店舗が増え、田んぼが消え始めた。途中、コンビニによるために駐車場に入ると店の電気が落ちていた。


大学進学を機にこの街へやってきて三年目、こんなに暗いコンビニは初めてだ。


さすがに胸騒ぎがし、智之に連絡を取ろうとスマホを出してみるが……圏外。

いくらここが田舎だっていっても今まではこんなところで圏外になったりしなかったぞ。


諦めて店内へ入るとそこは無人だった。人の気配がない。


音楽も明かりもないコンビニはなんて不気味なんだろう。


「すいませーん」


レジの奥の方へ声をかけてみる。返事はなく、もう一度呼びかける。


やっぱり何の反応もない。営業してないのか?

まいったな。朝食抜き決定?

朝はしっかり食わないと頭も体も働かない方なんだけどなぁ。


すっきりとしない気持ちで外に出て原付にまたがってスマホを確かめる。まだ圏外だ。


せめてこの空の事がニュースになってやしないかとネットに接続してみるも何故だかこちらも表示されない。


うーん駄目だ。

何で繋がんないのか文系の俺には理解できない。




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