「訳ありな試験前日」
はろーまいねーむいずくー
反省はしてます。
一応言っておきますけど勇太と芽衣は同じマンションに住んでます。そして同じ階。そして勇太が角部屋、そのとなりが芽衣になってます。
こんな感じでわかるかな?
カテゴリは学園なのになかなか学校には行きませんよ!だって引きこもりですもの!
今日は試験前日。
担任の川崎先生が「明日は試験だから最低限試験には出てくれ。そこからだんだんと慣れて普通に学校生活ができれば良いから」とわざわざ僕のところまで出向いて言ってくれた。
しかし僕は「先生の決まり文句だなこれ。そんなことばっか言ってるからまだ独身なんだよ」とか考えていると。
シュッ!
僕の耳元で風を切る音が聞こえる。
何かが僕の耳元をかすめた。先生は超笑顔。しかし口角はピクピクしてる。1年生の最後のあたりでもやられたことがある。これは、先生のヒアピンが音速を超える現象。
忘れもしないあれは去年の冬。先生が5回ほど学校に来たが話を聞くだけ聞いてそれでも引きこもっていると、6回目でも適当に話を逸らしていたら耳元をヘアピンが通った。
先生の黒く細いシンプルなヘアピン。そんな軽いヘアピンを投げたら普通は速く投げることはおろかまっすぐ投げることすら困難なはず。その時の先生の顔は今日とおなじで超笑顔しかしその顔は
「次に無視したら許さないぞ?」
と訴えていた。それ以来僕は試験の日だけはちゃんと登校している。
「せ、先生」
「なんだ白沢?」
超笑顔
「もしかして聞こえてました?」
「なにがだ?独身がどうこうとかは聞こえなかったぞ」
ヒイッ!
「てへぺろっ☆こえにでちゃった☆も~僕ってドジだなっ☆そんな僕にはお仕置き!ぺしっ」とか言えば許してもらえるかな?そーっと先生に目をやる。
ニコニコしてる。しかしその笑顔は冷たい。美人なだけにより一層怖い。
ここでただ引き下がるんじゃ男が廃る!僕は男として言ってやるんだ!!
「先生は確かに美人です。しかし先生は真面目すぎる!そんなんじゃ男性たちは先生を高嶺の花と感じてしまう!
だから僕のことなんて気にしない方がいい!僕に試験を受けさせないくらいズボラにならないと!はい!おわり!以上!」
言い切った!僕もやれば出来る子だな。
「あのなぁ白沢。お前が私を美人だと思ってることはわかった。
しかしなお前みたいな生徒を2年も担任してちゃんと学校に登校させないと先生の評価が下がるんだよ。しかもお前は無駄に〝優秀な生徒〟だからこそ他の先生たちからいろいろ言われるだよ。わかったら早く来てくれ」
ため息混じりに先生は言った。
先生、メタイよ。そんな教師の話を聞かせないでくれ。
「わかりましたよ」
先生を見てたら悲しくなってしまって答えてしまった。
「そうか。ただ今回もテストの結果が〝トップ〟だったらお前の点数は張り出せない。他の頑張っている生徒たちに不登校の生徒が〝トップ〟だなんて言えないからな」
「それは気にしないでください。むしろ助かります。」
うちの学校、南柏葉総合高等学校は総合学校だけに生徒数も多く募集人数も多いため学力が多少低い者でも入れる。しかし学力の高い者も多く集まる進学校である。
そこでは毎回毎回試験の結果を全員張り出されるのだが、僕のは貼られない。
先生たちにもいろいろあるのだろう。
「明日サボったら次は当てるぞ」
髪の毛を止めているヘアピンを2本取る仕草をする。
あ、これまずいやつだ。
「はい」
そう答えるしかなかった。
「しかし相変わらずお前の部屋は物が多いいのにきちんと整頓されているな」
「まぁそうですね。整頓しといた方があれがやりたい!って時に楽ですし。暇な時間を掃除に当ててるんですよ」
「その暇な時間を学校に当ててくれると助かるんだがな。
どうだ、今度私の部屋を掃除しないか?」
僕は知っている。職員室の先生の机がいろんなもので山積みになっていることを…
「そうですね、機会があれば」
そんなたわいもない会話を終えると先生が玄関を出て帰っていく。
しかし玄関を出た後すぐに先生の声ともう一人女の子の話し声が聞こえる。
まぁそんなとこで鉢合わせるのは芽衣くらいしかいない。
「……には出るようには言ったんだがな。どうも普通に登校する気は……ようなんだ」
「そうですか。勇太も…………とかあって大変だったと思うんですよね」
「そうは言っても、もう2年になるからなぁ。そろそろ…………からも立ち直って…………………も回復して欲しいんだがな」
途中途中聞こえないが僕のことを話しているようだ。それでも2人が僕のことを心配してくれているのとはわかった。
なんだやっぱり2人ともツンデレだったんじゃないか。素直じゃないなぁ。
悲しい空気を乗り越えてゲームへと現実逃避する。勉強?しないよそんなの。
クロさん来るかなぁ。ってクロさんも試験前日だし浮上しないか。
なんて一人コントをしながらゲームに没頭する。
読んでくださりありがとうございます。
さぁみなさんはテスト勉強ってしますか?
僕はしない派なんですよね。なんでってテスト勉強すらできないからだよ。テスト勉強で頭に入るんだったら普段の勉強でも頭に入ってます。
そんなんだから成績は中の中でした。
やっぱりやった方がいいですね。テスト勉強頑張りましょう。




