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短編:詩&エッセイ

トロケルKISS

作者: 尖角

脳が熱くなる。


考えられるのは君のことだけ。


僕の中に住まう君という名の妖精。


僕の頭の中は君への愛でいっぱい。


僕の中では絶対的な存在の君。


心が熱くなる。


もう、どうしようもないくらいに。


集中力がなくなる。


いや、正しくは君のことだけは考えられる。


君以外の物事には、まったく集中できなくなる。


僕は君という麻薬中毒。 幻覚だって見えるほど。


君が大好き?


いいや、超大好き??


いやいや、超超大好き???


どの言葉も、僕の心を一言では表せない。


ただ言えるのは、最上級の「愛してる」。


僕の全てが君自身。


僕が愛するのは、たった一人の君。


僕にとっては、君が全てで、君が人生。


僕は常に君を見ている。


瞼の裏にだって、夢にだって、


いつでも、どこにでも、君はいる。


恐れないでほしい。


怖がらないでほしい。


僕はただ、君が好きなんだ。


妄想の中で熱いキスを。


夢の中でとろけるキスを。


何度も何度も君を抱いた。


リアルでは一度もないけれど、


僕の中では、唯一 君だけが彼女。


君が他の男と話しているとムカつく。


『殺したい』と思ってしまう僕は罪かな?


君のことが好きだ。


好きすぎて、窓の外から覗いている。


ストーカー? それは僕を表す言葉。


変態? それは僕を表す言葉。


とりあえず、褒め言葉として受け取っておこう。


僕は君のことが大好きだ。


君が他の男と一緒にいるだけで、


胸の中は、怒りでいっぱいになる。


僕の身体に憑りつく殺人鬼。


いつ、君を殺してしまうかわからない。


だけど、我慢。


少しくらいは大目に見なきゃ。


だって、君は僕の女神。


心のオアシスだから、簡単には殺せない。


生きていくうえで、オアシスは必要だから。


だから、君の気に入らないところも、


少しくらいは大目に見てあげることにしよう。


後で、妄想の世界でじっくり調教するだけだから。











僕の世界は、君中心で廻っている。


僕の中には君という存在しかいない。


君は僕のマリオネット。


現実では思い通りにはならないけれど、


僕の世界では、僕の思い通りに動く。


だけど、最近は面白くない。


君が僕に順応過ぎる。


僕の妄想には限界がある。


ショボイ想像。 リアルには程遠い。


キスの感覚。 君を抱く感覚。


全てがリアルでは味わったことがない。


そろそろ、妄想の世界にも飽きてきた頃。


僕もそろそろ成長しなくては。


そう思って、君の家を訪ねてみる。

























理想よ、現実となれ。 ならないなら、現実よ、理想となれ。











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