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school batttttttle  作者: 杏乃
1/1


―2015年春



念願の第一志望校、時野高校に無事合格し、

新しい人生、新しい生活、新しい自分を作り上げる。
















有也へ


おはよう(^O^)

今日は入学式、がんばってきます!



              華純













市外の高校のため、家から離れ寮生活を送ることになった。


部活は絶対軽音楽部。



有也とは春休みから付き合いだした。

まだ一ヶ月。不安もたくさんあったが彼を信じて遠距離恋愛が始まった。









少人数制の進学校。

そこの総合コース。そこまで大学を高望みしていた訳じゃないし

これでいいんだ、と思い受けた。


学校の雰囲気、制服、すべてが新鮮で

見知らぬ顔、落ち着かなかった。



「さあ、いくか。」




家族とはしばらくお別れ。








―2015年 6月





徐々に生活になれ始めていた。



有也とは残念ながらもう別れていた。




「高校生活、自分のやりたいことに専念したい」



こんな嘘っぱちの理由で別れた。











有也はスポーツ少年でがっちりした体格。



春休み中はほぼ毎日有也の家に招かれていた。





「ね、華純、」


「ん?」


「今日はお母さんたち出かけるからさ。」


そういって私を押し倒した。



毎日がこれの繰り返しだった。




初めて付き合った彼氏。



「んっ、ああっ、」


「華純、舐めて、」


「んんっ、は、あっ、」


「あ、そこ気持ちいい、もっと、そこ」





私はさほど彼のことを好きじゃなかったのかもしれない。





別れをきりだした日は電話のバイブ音が鳴り止まなかった。




「かすみん、だいじょーぶ?携帯ずっと鳴ってるよ?」


「うん、ありがと、れん。」


「もしかして、あの彼氏?着信拒否しなあ。」


「まあ、しょうがないよ。そういう人だから。」






過剰なほどの束縛。


一度男友達と遊びに行ったとき有也の機嫌を損ねてしまって苦労したことがある。







「ごめんって、有也。」


「なんだよ、何であいつばっかりなんだよ。俺はテスト勉強なのに。」


「もう青木とは遊ばないからさ、」


「絶対な。」





こんなことが何回かあった。





「まあ、でもそういう彼氏はね、笑」


「うん・・・。」


「でも最さ、華純、尚太くんのこと気に入ってるよね!」


「色々あってさ・・・。」


「え、なになに?」





数週間前の話である。




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