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激戦! 護国兵卒懸命録  作者: 骨折ギプス
プロローグ
2/35

物言わぬ鉄塊

 世界最大の戦艦として有名なのは

勿論大和型戦艦なのは言うまでもない。

だが、その先については知っている人は少ないだろう。

俗に、超大和型戦艦・改大和型戦艦と呼ばれるものである。

改大和型戦艦は大和型戦艦の過剰とも言える装甲を減らし、

その代わり艦底防御を、大和型戦艦の二重から、

三重へと強化し、高角砲は四〇口径八九式十二糎七高角砲から

秋月型駆逐艦にも搭載された

六五口径九八式一〇糎高角砲へと換装、

四六センチ主砲の口径を大和型戦艦の四五口径から

五〇口径へと延伸したものである。

超大和型戦艦は、高角砲を五式十二糎七高角砲

(史実で、四〇口径八九式十二糎七高角砲を長砲身化し、

          昭和二十年、正式採用されたもの。)へと

換装し、主砲を、五〇口径五一センチ連装砲3基6門へと

強化したものである。

これらは第五次補充計画(マル五計画)によって計画され、

改大和型戦艦は第七九七号艦、超大和型戦艦は二隻有り、

第七九八号艦及び第七九九号艦と呼ばれた。

これら三隻の建造計画は戦局の変化により中止された。

戦艦よりも航空母艦の方が優先的に

造られる事になったためである。

以後、この計画が再開されることはなかった。




工廠の倉庫に鎮座している「それ」は異様な存在感をはなっていた。

「五〇口径五一センチ砲」、先述の戦艦に搭載されるために造られた

世界最大の艦砲である。もっとも、この砲が艦に乗ることはもうない。

いまは解体されるのを待つ、ただの鉄塊に過ぎない。


この砲が後に、米軍を恐怖に陥れることになるとは、

誰も想像しなかったであろう。


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辛くても、それが支えになるので、

どうぞよろしくお願い致します。

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