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激戦! 護国兵卒懸命録  作者: 骨折ギプス
本編?開始
12/35

米本土爆撃計画

 改造といえば、二式飛行艇の改良型の開発は、

帝国空軍主導の下、順調に進んでいた。

その狙いは-----米本土爆撃である。


二式飛行艇は、日本軍が保有している航空機の中で、

実験機を除けば、随一の航続距離を誇る。

胴体や主翼にある計一四個の燃料タンクには、

全て防弾処理がなされており、

その燃料総容量は一七〇八〇リットルにも及ぶ。

二式飛行艇の航続距離は、二二型において、

偵察過荷重時(燃料を過積載しているという事)でも、

八二二三キロメートルである。

東京とニューヨーク間の距離は

およそ一〇八五〇キロメートルであるから、

片道特攻覚悟で行っても、当然足りない。

北アメリカ大陸の西海岸ならば、

何とか届かない事もないのだが、

厭戦気分を流行らせ、一刻も早く戦争を終わらせ、

講和に持ち込むには、

やはり、首都ワシントンD.C.及び

ニューヨーク等がある東海岸を爆撃する他ないのである。

これには、概算で三〇〇〇キロメートル程航続距離が不足している。

どうするのか。


答えは簡単、途中で燃料を給油してやればいい。

史実でも実際に行われた、「潜水艦補給」である。

以下はその方法である。

まず、潜水艦の甲板を改造し、専用の燃料タンクを設置する。

そして、その潜水艦は指定時刻に、指定海域に浮上する。

そこで飛行艇と会合するのだ。

その後給油を終えたら、潜水艦は直ちに退避し、

飛行艇は再度目的地を目指す。

このようにして米本土爆撃を敢行するのである。

今回の場合、指定海域はアリューシャン列島のキスカ島と、

ミッドウェイ諸島を結ぶ直線の中点辺り、

東経一八〇度・北緯四二度の地点である。

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辛くても、それが支えになるので、

どうぞよろしくお願い致します。


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