赤龍王、覚醒(第一話)
「あなたは運命に逆らえる?」
そう問いかけられた瞬間から、俺の日常は静かに壊れ始めた。
俺の名前は玉木隼人。
ごく普通の中学生で、少なくとも――
この日までは、世界の命運を握る存在になるなんて思ってもいなかった。
俺の名前は玉木隼人
普通の中学生だ。
俺の隣の席にいるのは浅倉ひより。
そして前にいるのは、
「やぁ、玉木さん。どうよ、調子は?」
やばいやつだ。
彼は後藤孝太朗いわゆるバカ。
彼は結構なおしゃべり男である。
「どうした?玉木、考え事か?」
と彼は俺に聞いてきた。
「いや、なんでもないです。」
と答えると、浅倉さんが、
「玉木君はつかれたのよ。後藤君のおしゃべりに付き合っていたから...」
と俺の言いたいことを言ってくれた。
「そうか!ごめんな、玉木。」
と後藤は謝る。
「うん...」
と俺も返した。
この3人は昔からの親友だ。いつも話したり遊んだりして毎日を過ごしている。
反応が薄い俺に対して、
「どうしたんだよ...玉木。いつもならこれも
学年委員である俺の責任だーっていうのに。」
と後藤は言う。
すると浅倉さんが、
「クスッ、似てる。」
と笑ってしまった。
(こうしていつも3人で笑い合っている。毎日が楽しくてしょうがない。)
〜帰り道で〜
気づくと外は暗くなっていた。12月だからかな。
...とその時、
自分と同じぐらいの少女が
「あなたは、運命に逆らえる?」
と言ってきた。
俺はびっくりした。怖くなって逃げると、
また話しかけられれた。
「この先のの領域に入れば、貴方はきっと後悔する。それでも、あなたは浅倉ひよりと
関わるの?」
「何をいっているのですか?」
「もし、あなたが、その先に希望ががあるのならば、この道具を差し上げます。」
「分かった。それをくれ。」
と言うと、彼女は消えていた。
手元にはカードらしきものが残っていた。
次の日、孝太朗に呼ばれて体育館裏に行った。
「なぁ、不思議奴と昨日会わなかったか?」
俺はひどくびっくりした。
「そうだけど何か?」
と言うと、後藤は続けて、
「じゃ、カードみたいなものものもらったか?」
「もらったぞ。てか、そいつと会ったのか?」
「そうなんだよ。でもさ、悪いけど2人の秘密にしてくれないか?」
彼はそう言って帰ってしまった。
〜週末〜
土曜日はスーパーに行った。
「ええと、卵...牛乳っと。」
すると、近くにいた女性が、
「キャー!」と大きな声で叫んだ。
とっさにふりむくと、そこには、化け物がいた!
俺はこわくて動けなかった。
周りにいた人達は 皆、逃げていってしまった。
俺は立ち上がって化け物に拳を突いた。
それでもかなわなかった。
前もらったカードと卵が飛び散った。
俺の体は気付かないうちに、カードに手をふれていた。
「赤龍王、レットドラグーン!」
体が勝手に動く。
気付くとそこには、ドラゴンが立っていた。
俺は必死にドラゴンに指示をした
初めてこのカードを使ったのに、何故か
使い方を知っていた。
まるでそれの使い方を知っているかのよう!
いつの間にか化け物はいなくなっていた。
「どうして...」
第一話 終




