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今日から貴族?えっ俺?なにもしてないけど  作者: REI


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Episode13:Jewel

無事に拠点に戻ると、フィルはすぐにパーティメンバーたちの注意を引き、


可愛らしい仕草でみんなに愛される存在になった。だが、その可愛さの裏には、思わぬ問題が待ち受けていた。


「ライオ、こいつ、さっきから一体どれだけ食べるの?」

クラウスが驚きの声を上げた。


フィルは一心不乱に食事をしていたが、普通の雛鳥にしては異常なほどの食欲を見せていた。


「うわっ、もうそれは無理だろ…!」


アルメスが顔をしかめて言ったが、フィルはまったく気にせず、次々と食べ物を平らげていった。


「本当に…これって、どれだけ食べるつもりだ?」

ライオも少し心配になってきた。


だが、最も衝撃的だったのは、その後だった。フィルが食べた食べ物から、突然、きらきらとした光が放たれ始めたのだ。


驚いたライオたちが目を凝らすと、フィルの後ろに宝石のようなものがちらちらと見えた。


「これって…宝石?」

セリナが目を見開く。


「フィルが食べるたびに、こんなものが出てきてる?」


その言葉通り、フィルが食べるたびに、その排泄物から宝石が出てくるのだった。


まるで不思議な現象のように、小さな宝石が次々と現れる。


「こ、これは…!」

ライオが目を見開いた。


「フィル、こいつ、突然変異個体かなんかか? 体は小さいままで、食べ物から宝石を出すなんて…!」


「まさか、排泄物からこんなものが出てくるなんて…」


クラウスも驚きの声を上げた。


「でも、こいつがいると、もう仕事なんていらないんじゃないか?」


「その発想はちょっと無理があるよ!」


ライオは手を振りながら言ったが、フィルが食べるたびに現れる宝石を見て、少しだけ安堵の表情を浮かべた。


「ま、これなら何とかなるか…?」


しかし、フィルがさらに食べ続けると、部屋の中に次々と宝石が散らばっていき、パーティメンバーたちはその光景に目を奪われた。


「これ、ちょっと変だな…」

アルメスが少し不安げに言った。


「でも、うまく利用すれば、これで十分にお金持ちになれるわよ?」


「なれるかもしれないけど…」

ライオは呆れながらも、最後には笑った。


「いや、まぁ、これはこれで面白いし、ラッキーだな!」


だが、フィルが食べ過ぎたためか、ついには部屋中に宝石が散乱し、ライオたちは掃除を始める羽目になった。その光景に、メイベルは楽しそうに言った。


「ライオ、まさか宝石だらけの部屋で生活することになるなんてね! 最高に面白い展開だわ!」


「いや、面白くないだろう…」

ライオは困ったように頭を掻きながら、フィルに向かって言った。


「お前、ちょっと食べ過ぎだぞ…!」


そして、フィルはその後もパーティの一員として、ライオたちの日常に不可思議で楽しい(時に困った)出来事をもたらし続けることになる。


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