Episode10 Rough start?
ライオが宝の山を見つけてしばらくの間、彼らはその場を整理しながら、次に何をすべきかを話し合っていた。
だが突然、空を飛ぶ影が現れた。
「うわっ! またでかいのが来たぞ!」
ライオは頭をかきながら、空に浮かぶ巨大な鳥型モンスターを見上げた。
それは「グリフォン」だったが、通常のグリフォンよりもずっと巨大で、鋭い爪を持っていた。
「逃げろ、ライオ!」
クラウスがすぐに剣を構えたが、間に合うはずもなかった。
グリフォンは一瞬でその爪を伸ばし、空から猛然と降下してきた。
「アルメス!」
セリナが叫び、アルメスを見た瞬間、その神官は笑顔を浮かべながらも、一歩前に出て立ち向かおうとした。
「無駄よ、セリナ。あれに立ち向かうのは無理だわ」
アルメスはそう言ったが、その直後、グリフォンが一気に鋭い爪でアルメスを掴み上げた。
「えっ? あ、あたし!?」
アルメスが慌てて叫ぶも、その声は空に消えていった。
グリフォンはアルメスを抱えたまま、空高く舞い上がった。
「アルメス!」
セリナの声が震えたが、ライオはすぐに反応した。
「おい、待てよ! 俺が助けに行く!」
メイベルがその様子を見て、目を輝かせながら叫んだ。
「面白い展開! これぞ伝説の始まりね〜! ライオ、早く行って!」
「お前、冷静すぎだろ!」
ライオは呆れて言ったが、すぐに走り出した。




