表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
今日から貴族?えっ俺?なにもしてないけど  作者: REI


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

11/16

Episode9 The Lucky Mission


翌日、ライオは仲間たちと共に領主の屋敷に招かれた。メイベル、アルメス、セリナ、クラウス、そしてもちろんライオ自身が、朝からソワソワと集まっていた。


「まさか、俺たちが領主から直接依頼を受けるなんて…」

ライオは少し緊張しながらも、やはりどこか楽しげに言う。


「でも、運が良ければ、なんとかなるわよね?」

メイベルがニヤリと笑いながら言うと、ライオが得意げに胸を張る。


「そうだな。運が良ければ、どんな依頼だってこなせるさ!」

ライオは自信満々だ。


「うーん、運だけでうまくいくとは限らないわよ、ライオ。」

セリナが少し心配そうに言うが、ライオは笑って答える。


「心配無用!ツイてる奴に勝てる奴はいないんだよ。」

ライオは言い放ち、仲間たちと一緒に領主の屋敷へ向かう。


屋敷に到着すると、領主ルカスが待っていた。彼はすでに笑顔で迎えてくれる。


「おお、来たか、ライオ!君に頼みたいことがあるんだ。」

ルカス領主はにっこりと微笑みながらライオに話しかける。


「おう!さぁ、どんな大仕事だ?運を使ってさっさと終わらせるから!」

ライオはまるで仕事の依頼を受けるのが楽しみな様子で答える。


「実はな、街の郊外にある古い遺跡が最近発見されたんだ。」

領主は少し真剣な表情に変わる。


「遺跡か…?」

ライオが眉をひそめる。


「そうだ。その遺跡の中に、昔の王国の財宝が眠っていると言われている。だが、周囲には奇妙な生物が巣食っていて、誰も近づけないんだ。」

ルカスは少し肩をすくめながら続けた。


「生物が?それなら、運のいい俺が行けば、あっという間に片付けてくるさ!」

ライオはにっこりと笑いながら答えるが、メイベルがすかさず言う。


「でも、どうして私たちを呼んだの?もっと強い冒険者だっているでしょ?」

メイベルが疑問を投げかけると、領主は少し照れ臭そうに笑う。


「いや、君たちの方が運がいいだろう?それに…その方が楽しいだろう?」

領主はそう言って、どこか含み笑いを浮かべる。


「…なんか怪しいわね。」

セリナが眉をひそめる。


「大丈夫だって!だって、俺が行けば、あっという間だろ?」

ライオは不安を感じさせず、意気揚々と答える。


「それじゃ、早速行こうか!」

アルメスが楽しげに言うと、全員は遺跡の場所へ向かうことになった。


遺跡到着

遺跡に到着すると、空気がひんやりとして、どこか不気味な雰囲気が漂っていた。遺跡の入口には、大きな石門があり、その周りには奇妙な植物や蜘蛛の巣が張り巡らされている。


「うーん、ここは確かに…ちょっと怖いな。」

ライオは、普段の自信満々な姿勢を崩さずに、ちょっとだけ警戒しながら言う。


「ライオ、絶対に運だけで済ませないでよね。」

セリナが言うと、ライオはにっこりと微笑む。


「大丈夫だって!だって、運命を切り開く男だもん!」

ライオは力強く前進する。


その瞬間、遺跡の中から何かが動いた。大きな岩のようなものが転がり、ライオの目の前に現れる。


「うわっ!何だこれ!?」

ライオは慌てて後ろに飛び退くが、運よく岩が完全に別方向に転がる。


「おお、やった!やっぱりツイてる!」

ライオは飛び跳ねて、運の良さをアピールする。


その後、遺跡の奥に進んでいくと、奇妙な生物たちが現れる。それは、巨大なムカデのようなものだったり、怪しげな影のようなものだったり、実に多種多様だ。しかし、ライオは一切怯むことなく、その一匹一匹を運の力でどうにか避けていく。


「すごい…ライオ、本当に運が良いのね…」

セリナは驚きながら呟く。


「うん、やっぱり運だけで勝つ男だよ。」

ライオはにっこりと笑う。


ついに、遺跡の深部に到達すると、そこには本当に巨大な財宝が広がっていた。金貨や宝石が山積みになり、まるで夢のような光景が広がっている。


「これが、伝説の財宝か…」

アルメスが呆然と見つめる中、ライオは宝の山に手を伸ばす。


「運が良ければ、こんなもんだな!」

ライオが言うと、まさにその瞬間、遺跡が大きく揺れ始め、崩れ落ちそうになる。


「うわっ、まずい!でも大丈夫だよな?」

ライオは笑いながら言うが、その時、頭の上に落ちてきた岩を運良く避ける。


「こ、こいつ…やっぱり運が良すぎる!」

セリナは呆れつつも、ライオの運に感心しきりだ。


遺跡を無事に脱出したライオたちは、領主の元へ戻り、財宝を無事に届けることができた。その際、領主からは大きな報酬と共に、再びライオに向けて笑顔が向けられる。


「さすがだ、ライオ。君の運には驚かされるよ。」

領主は満足げに言う。


「運の力があれば、どんな依頼だって楽勝だぜ!」

ライオは誇らしげに言い、仲間たちと共に笑い合った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ