トレーニングにおけるプラシーボ効果の一考察 ~スポーツは身体に悪い~
スポーツ、身体を動かして運動することは健康への第一歩。
そう言われていますが、実はそうではありません。
運動をしっかりすれば、健康でいられると言うのは迷信。
実際、風邪を引かなくなったなどと言われる方もあろうかと思いますが、
それは、思い込み。自分は健康であるに違いないという
スポーツによるプラシーボ効果なのです。
スポーツが身体に悪いということをご説明いたしましょう。
case1 ボクサーが殴られたときの衝撃により網膜剥離を起こすのは多く知られている事例でしょう。
眼球に加わった衝撃で網膜が剥がれてしまい、視野狭窄が起こったり飛蚊症になったり
悪ければ、失明します。
それでも、まだ脳内出血で亡くなってしまうよりはマシかもしれません。
case2 接触のあるスポーツでは捻挫は日常茶飯事、骨折も珍しくはありません。
動ける内は怪我に入らないと豪語している人もあるようです。
柔道やレスリング、ラグビーは言うまでもなく、サッカーやバスケットボールでも
よくある怪我です。
case3 十字靱帯断裂という怪我の名前もよく聞くと思います。
対戦相手と接触のあるスポーツはもちろんのこと、スキーなどでも起こりえます。
case4 アキレス腱断裂も耳にすることが多い怪我の一つでしょう。
ジャンプやダッシュなどの日頃の練習の疲労がたまると起こりやすい怪我です。
スポーツの練習をするに当たり、ジャンプやダッシュはよくある練習であり
起こりやすい怪我でしょう。
case5 特に怪我の名前はついていないようですが、骨格のゆがみも深刻です。
テニス選手が左右の手の長さが違ってしまうと言うのは、これに当たります。
一見、大きな怪我をしなさそうな新体操などの競技も骨格が徐々に歪みます。
常に同じ側の手で常に同じ側の脚を持ち上げる。横方向にも後ろ方向にも。
これが骨盤をも歪ませます。
手具の投げ上げ及びキャッチもほぼ毎回同じ手を使うことで骨格が捻れてしまうのです。
「以上のようにスポーツは…」と言う私の発言を遮ってトレーナーが怖い笑顔で言う。
「はいはいは~い。御託はいいんで、身体動かしましょうね~。
ちゃ~んと身体の状態に合わせたトレーニング・プログラムなんで
今言ってたような恐ろしい怪我はしないですから。
真面目にやりましょう。じゃないと、今度こそ成人病で病院送りですよ~。」
「・・・はい。」
私は観念し粛々とトレーニングを始めたのだった。