詩 間違い天使は堕天使となる
(天界の神様が患った時、すべての天使が集まるはずだった)
(しかし一人だけ、例外がいた)
(その天使は神の事を忘れて、人間と幸せに暮らしていた)
地上の王国
一人の王様
傍にいるのは美しい天使
国民すべて 誰もが祝福する声が
祝いの感情がそこには満ちていた
幸福な光景そのもの
あたたかい景色そのもの
その裏で何が起きていると知らずに
空から降りてきた天使
地上の民として生きて
これからの幸せを掴む
そのはずだった
(神は許さない)
(自分を裏切った天使を)
怒りの矢が 天使の体つらぬいた
嘆く王様 そして国民
美しかった天使は目を覚まさずに
穢れなき色の翼は 黒く染まる