第19話 発覚。
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服屋に行くことになったのだが、気になる服屋があると姉はそこへ立ち寄り、俺に試着要求する。そして何故か遊王子も巻き添いを喰らって試着させられる。これを何度か繰り返していた。
しかしコーディネートは行く行く先の店員からお墨付きを貰っており、センスがあるのは間違いない。
「遊王子、これいつまで続くんだ?」
「分からないわよ」
「いつも一緒に買い物してるだろ」
「そうだけど、私もいつもこの立場だから分からないわよ。ただ」
「ただ?」
「まだ当分この状態が続くってことよ」
「マジかよ……」
「二人ともー、次はこっちねー」
本当は嫌だが、返事だけは一丁前に返しておく。今の時代便利な事で、お金さえ払えば買い物したものを箱に詰めて後日自宅まで配達してくれるサービスなんかもあったりする。
それもあって、俺たちの手持ちは案外少なかったりする。
それでも繰り返していくうちに手一杯になり、買い物は終えた。これで帰ろだろう。そう思っていたが、一旦車に荷物を全て置き、再び買い物に行くそうだ。
しかし今回は食料と日用品の買い出しだけで姉が一人でも大丈夫と言ったので、お言葉に甘えて飲み物だけカフェで頼んで遊王子と俺は車に戻ることにした。
「いやー、この抹茶のフラペチーノの美味いなぁ。遊王子の期間限定のやつはどうだ?」
「私のも美味しい方だと思うわ」
「美味しい方って……そこは嘘でもめちゃくちゃ美味しいくらい言えよ」
「そんなに気になるなら飲んでみる?」
遊王子の飲みかけ。ちょっと気にはなる。しかし。
「とても魅力的な提案だけど、今回はやめておこう」
「何よそれ」
遊王子は微笑みながら自分のフラペチーノを飲み始めた。
それを見て俺も自身のフラペチーノをちょびちょびと飲み干していく。
「実は二人きりにして欲しい事は私からお姉さんにお願いしたの」
「えっ」
「別にお姉さんが居ても良かったんだけど、これは私の我儘」
「それくらい姉さんだけ気にしないから大丈夫だろ」
「そうね」
遊王子はありがとうと呟くと、少し間を開けてから深く息を吸い、そして吐いた。そして覚悟を決めたように話し始めた。
「私の姉がvtuberとかが好きで詳しいっていうのは知ってるわよね。実はあれ嘘なの。好きなことは嘘ではないけどね。姉さんがvtuber詳しい理由は、姉さん自体がvtuberをやっているからよ」
「えっ、遊王子のお姉さんがvtuberやってるのか!?」
「しっ、本当は言わないって約束してるんだけど、今回は特別。姉さんにもしっかり事情説明してあるから」
「ん?でもそれだでなんで明かしていいってなったんだ?」
「そう、ここからが本題よ。湊くんが秋葉原で見た女の子、vtuberやっている可能性があるらしいの」




