第17話 合流。
今回は少し短めですが、ご勘弁を。
「ちょっとお姉さん、いきなり抱きつくの困りますっ」
「いいじゃない別にー」
「一応お店の中なんですから」
「仕方ないわね」
そう言って抱きつくのを辞めて席についた。遊王子はそれを確認するとホッと溜め息をついて姉とは向かいの席についた。
俺も姉の隣の席についたが、「裕樹は深春ちゃんの隣ね」と追い出されて遊王子に一言挨拶してから遊王子の隣に席に座った。
「どう?うちの弟兼妹をみて」
「やっぱりすごいです。雪白 雫そのままこの次元に持ってきた感じです」
「それに何処の誰だかは知らないけど、ご丁寧に祐樹の部屋も動画とかに上がってる部屋に模様替えされてる感じだったわ」
「それは凄いですね」
「そうなのよ。家のものも色々変わってて。もしこの状況も知らずにこの姿の裕樹をみたら驚きだけじゃ済まなかったわ。多分私ならとうとう裕樹が犯罪を犯したか。ってなってるわ」
「私もそうなるかもしれません」
ボロカス言われているが、何も言い返せん。だって俺が姉の立場で雫ちゃんの格好した女の子が家にいるのをみたら、間違いなく自分自身を最初に疑うからだ。まあ、それくらい愛はあるんだ。別に雫ちゃんの姿にはなりたくなかったけど。
「まあ、こんな姿になっちゃったけど、これからを面倒見てあげてちょうだい」
「はい、任せてください」
「うむ、良い返事。これなら任せられそうね。なら今日はいつも裕樹の面倒を見てくれてる深春ちゃんに感謝をこめてここの代金は私が払いましょう」
「ありがとうございます」
別に元からそうするつもりだったろに。そう思いつつもみんな小腹が空いたので、もう少しこのカフェに長居することにした。
注文表を開き、ある程度食べたいものに目星をつけるとテーブルにあった呼び鈴を鳴らす。すると少ししてからカフェの定員が注文を取りにやってきた。
「ご注文は如何いたしますか?」
「えーと、折角だから皆んな分のこのオリジナルブレンドコーヒーを人数分。フレンチトーストひとつ。後はどうする?」
「じゃあ私はこのナポリタンを一つ。湊くんは?」
「パンケーキ一つ」
「はい、かしこまりました。注文は以上でよろしいですか?」
「あっ、オレンジジュースもひとつ追加でいいですか?」
「かしこまりました。ーーーーーでは少々お待ちください」
その場で一通り注文を読み上げると、店員はお辞儀をしてから調理場へと戻っていった。
この場面忘れないでおいてください。




