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彼女が昔ニンゲンだった時  作者: 志摩
プロローグ
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プロローグ



 これは私の母から聞いた、昔々の物語。

 まだ世界が一つしか知られていなくて、人間くらいしかいなくて、科学の時代だった頃。

 まだ母が人間として生きていた頃、そして私の住むこの場所が生まれた時の話。




 始まりの日は旧暦2069年3月3日、お昼過ぎ頃だったそうだーー






 その日はとても晴れていて、母は家事をひと通り終えてから近くにある実家へ向かっていたそう。

 母の人としての名前は千寿凪々(せんずなな)、その時代では一般的な主婦だったという。当時26歳、旦那30歳と娘3歳の3人暮らし、車で20分かならないところに実家があり、少しばかり働いて、あとは家のことをやっていた。どこにでもいる人間のうちの1人、ありきたりなつまらない人生だったと懐かしそうに話していた。

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