エピローグ
「志堂君、結局私は愁君とちょっと会っただけでしたね。」
「だな、会ったというより見ただな。」
「話しませんでしたもんね。」
「ああ。」
ここは俺の部屋で、ネロスが来るまでの話。二人で楽しく世間話をしていた時のです。
「また明日も学校あるしさ、会ってみるか?」
「そうですね、では会って話しましょう。」
……………………………
昔からそうだったが、薫とは話が弾まないな。
「えっと、薫って何か武器持ってるのか?俺は錆びた剣、愁はナックルじゃないか、なら薫は?」
「私、ですか?えっと、何も持ってないですね。」
少し薫は考えたが、もってない、との事。
「そうか、俺も四六時中、お前と一緒にいられるわけじゃないからな………うん、やっぱり何か武器は持っていた方がいいと思う。」
やっぱり女の子だし自分の身を少しでも守れるようになった方がいいと思うし、でも女の子に武器を持たせるのも気が引けるな。
うおおおおおおお、でも、でも―――
一人必死に考える俺は頭を抱え、体はエビ反り状態。こっちを見ている薫の目もなんだか冷たいものだ。
「はぁ……では、明日アルドちゃんに用意してもらう、でどうですか?」
「え……?」
俺の姿を見てあきれたのか、薫が提案を出してくる。
「でもアルドちゃんに明日用意してもらうたって、時間がかかるだろう?買いにいったりする必要があるんだからさ。」
「そうですね、ではアルドちゃんにお金を貰うので、明日の学校終わりに愁君も連れて買いに行きましょう。」
愁も連れてって、決定事項なのな………まぁ、あいつなら言いなりになって普通について来ると思うがな。
「俺は構わないよ、ついでに帰り何処かで情報交換をして帰ろうか。」
「そうですね。」
ネロスにも報告しとかないとな……
「あ、あと、パートナーを連れて来ては駄目です。私と行くと言う事を言っても駄目です。いいですか?それを守ってください。」
え………?
それは、俺はきついぞ。
「薫、俺のパートナーの性格知ってるだろう?一緒にいるだけで魔法を容赦なく撃ってくる奴だぞ?お前はそんなに早死にがしたいか!?」
「大丈夫です……その時は―――」
薫は立ち上がり小さくガッツポーズをしながら
「志堂君を盾にします!」
「………」
なに言ってんだぁぁぁあああああああああああああ!
こいつありえねぇ、俺を盾にするつもりとか、俺を殺す気かこの野郎ぉ!
「――ッ!」
「俺を犠牲にするとか言った後は何だ?何があったぁ?」
「あ、あ~目がぁ~目がぁ~!」
なにちょっとム○カ大佐風に言ってるんだよ………
「仕方ないな、見てやるよ、ちょっと座れ。……どれどれ?」
俺は薫を隣に座らせて目の中を見てやる。
すると、ドアが開いてネロスが現れた。
完璧に怒り狂っているな
俺はこの時心の底からこう思った。
あぁ、女性は怒らしてはならない・・・・・・
完結です。最後まで読んでくれた方には申し訳ないほどの作品だったと思います。そしてこれらの作品を書いた後、作者は『閃光の勇者』を書いています。
閃光の勇者はもっと面白い作品にするので、応援のほどよろしくお願いします!!
以上で「ウィザナイ」完結です。ありがとうございました!!




