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負け犬たちの天空録  作者: 夢眠
空中都市、出現
2/7

マイドsideー01

「次どこ行く?」

「そうだな、飯食いに行くか」

そう言いながら指をスライドするように動かす。

「・・・マップ」

光の粒子が発生して地図を作り出す。

「ここいこーぜ!」


ここは日本のマイド領新東京都。世界が誇る最先端の技術を持つこの国の首都である新東京都は旧東京都の一回り小さいサイズである。新東京都の周りにはノイドが住むスラム街が広がっている。

魔法大戦以来この国では争い事が起きていない。それはマイドとノイドの格差がハッキリしているから。さらに、マイドだけで構成された治安維持局が徹底的なテロ弾圧を施しているからだ。治安維持局が存在する限り、マイド同士による争いも、ノイドによるテロ行為も起こらない。


「なあ〜悠二、最近世界中で地震が起こってるんだってよ、そのうちここもくるんじゃねーか?」

「地震か、地震はこえーな。そういや地震がきた後に変な現象起こるらしいじゃん。確か、すげー磁力が発生して色んなもんが吸い寄せられたんだって」

「うわーまじかよ。俺らの携帯もとんじまうんじゃね。彼女に連絡できねーじゃん!」

「お前彼女いねーだろバカ」

ファーストフード店で二人の高校生が談笑していた。一人は林悠二。高校二年生でバスケ部。 もう一人は大田来妓。同じく二年のバスケ部でキャプテンを務めている。

「あぁバスケしてー」

「来妓はほんとバスケ好きだよなー」

「俺バスケできるならノイドでもいいわ」

「おいおいノイドだぞ、あんなヤツらにバスケする権利なんかねーよ」

悠二はそう言ってハンバーガーを口にほうばった。その時・・・・

ゴゴゴゴゴゴ

「お、おい、まさか地震!?」

「おい嘘だろ!?」

まさか本当に地震が送るなんて。結構大きいじゃないか!

「おいあれ見ろ!」

来妓が窓の外を指差した。

「・・・なんだよ、あれ」

青く澄みきった空は見えなかった。大きな影が空を覆い尽くしていたのだ。

「あれは・・・街?」

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