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monologue
ある日、突如としてそれは現れた。なんの前触れもなく忽然と。
その日は雲ひとつない青空が広がっていた。だがある日、とてつもなく大きな影が東京を覆った。
2067年8月15日、空中都市デモドアがその姿を現したーー。
2025年、世界に衝撃のニュースが報道された。魔法は実在したのだ。世界は魔法を扱える者たちと使えない者たちに二分されることとなった。
魔法を使える者はメイド、使えない者はノイドと呼ばれる時代となり、翌年2026年にはメイドとノイドによる魔法大戦が勃発した。その大戦にあえなく敗北したノイドはその日以降屈辱の日々を送ることとなる。
そして2067年、世界は分岐点を迎える。