第1-2章(犯罪者誕生編)の登場人物
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・金城理人 (カナギ リヒト)
主人公、中学3年生。
伊奈瀬に絶賛片思い中。
大胆な行動するくせにチキン。
学校・友達
・草地巴 (クサチ トモエ)
金城の幼馴染(小6に出会う)。
スポーツ青年風のイケメン(でもスポーツはやっていない)。
伊奈瀬の弟、爽太を庇って逮捕される。死刑判決を下された死刑囚。
実は伊奈瀬のことが好きだった。
・伊奈瀬優花 (イナセ ユウカ)
金城の片思いの相手。クラスは別。
貧乏。健気な可愛い系女子。
実は草地のことが好き。
・伊奈瀬爽太 (イナセ ソウタ)
伊奈瀬優花の弟。7歳、小学1年生。
宝石を盗んだのを草地に庇われて、気を病んでいる。
・土宮香苗 (ツチミヤ カナエ)
教育実習生。21歳。
ケバい。そして良く生徒にいちゃもん(?)をつける。
行政機関・法務省
・高津明 (タカヅ アキラ)
法務公安課。大ベテランの巨漢。
・菊池智也 (キクチ トモヤ)
法務公安課。新人。
死行隊
正式名、死刑執行部隊。捜査権と死刑執行権を法務省で唯一、持っている部署。処刑に関する全てを執り行っている。
・宇佐美達彦 (ウサミ タツヒコ)
死行隊をまとめる部隊長。
清楚な顔つきで、畏怖されながらも、女性の間では密かな人気を集めている。
ある意味ナルシスト。あと、何を考えているのかよく分からない人。
周りからは”隊長”。玖叉からは偶に”ウザ長”と呼ばれている。
・玖叉充 (クサ ミツル)
死刑執行官。銀髪の釣り目。
態度がデカく悪い。死刑を狩のように楽しんでいる。
イカレタ犯罪者が好き。
能力:自己再生
機械:白銀色のロザリオ
・釘崎信也 (クギザキ シンヤ)
死刑執行官。眼鏡。
周りに“長官”と呼ばれている。
数少ない常識人。敬語で良く話す。
能力:不明
機械:不明
・篠田メイ(シノダ メイ)
死刑執行官。新人。
見た目が中学生の美少女。
性格は悪く、人の心を弄ぶのが好き。特に死刑囚。
能力:人の感情が“色が付いた炎”として見える。
機械:首の白いチョーカー。
あらすじ――第1章から第2章まで。
2105年。
世界は犯罪に対し過敏になっていた。万引きや盗難など、どちらかと言えば小さな犯罪と見られるものでも今やそれは大きな罪と認められ、場合によっては処刑になる可能性もある。日本の処刑率は格段に跳ね上がっていた。
一見、昔と変わらぬ世界。でも確かにそこには決定的な違いがあった。けれどそれを知らない人々は”今”を当たり前と受け止め、自然に生活している。
金城理人もその一人だった。何処にでも居るような高校生。3年も片思いしていた女子に振られた哀れな男。
彼は友人の草地が死刑囚へと化してしまったことをきっかけに犯罪を犯すことを決意した。
武器も何も持っていない彼は、祖父の古書(2000年から2100年代の本)をひっぱりだし、先人たちの知恵を使っては、テロ計画を練り上げた。無い頭を一人で振り絞り、中学生のお小遣いで買える市販のものを買い集め、”武器”を作り上げる。
そうしてちゃちな”玩具”で彼はプロのエージェント――死刑執行部隊へと挑み、草地を奪還するため、計画を実行した――。
様々な困難へと立ち向かう中で、彼は日本の”異常”さを体感する。