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プロローグ


はじめまして、近衛 陸と言います。


この度はこの小説を見てくださりありがとうございます。


一次創作は初めてなのでズタボロになりますが、良かったら最後まで見ていってください。





(プロローグではあえて主人公の姿を描写しておりません)



今日もいつもと同じ朝が始まった。


いつものように朝起きると、兄貴は母親と父親に挨拶をされる。


俺は、それを他人事のようにただただ見つめる。


学校に行くと、兄貴はまた何かの賞を取ったようで全校生徒の前で表彰をされる。


全校生徒は兄貴に尊敬と憧れの眼差しを注ぐ、けど俺はただただそれを他人事のように見つめるだけ。



俺の兄貴、相沢優作あいざわゆうさくはこの十条高校の生徒会長だ。


頭脳明晰、運動神経抜群。そして、顔までイケメンときている……天は兄貴に二物どころか何物も与えてしまっているのだ。



「あー、優作様。なんて素敵なのッ!!」


「ほんと、ほんとそれに比べて相沢弟は」



周りのヒソヒソ話す言葉を聞き、俺は溜め息をついた。


(また始まった)


俺はただただ無感情にそう思う。


小さな頃から、優秀な兄貴、出来の悪い弟と周りから言われ続けてきた。


別に、俺はそこまで出来が悪いわけではないと思う。勉強だって人並みに出来るし、運動神経だってそう悪くはない。

そこらにいる極々平凡な高校1年生だ。


ただ平凡じゃないのは完璧な兄貴を持ってしまったという人生最大の不運のみ。







「優也ーッ!!今日もお前の兄ちゃんすっげぇな」


突然明るい能天気な声とともに片肩にズシッとした重みがかかる。少し眉を寄せて、重みのかかった方に視線を向けた。そこには、能天気な声を表したかのようなへにゃらっと締まりのない笑顔を浮かべた金髪の青年が居た。


俺の親友、斎藤亮さいとうりょう。彼は、唯一兄貴を尊敬も憧れてもない人物だ。


「亮、こんな時間に来てまた遅刻か?」


先ほどまで、姿が全く見えなかった親友に俺は眉を寄せて聞いた。

すると、亮はにへらっと笑ったまま反省の色なく口にする。


「いやぁ、それがさ。学校に来る途中で具合の悪い妊婦のおじいさんにあって消防車呼んでたら遅くなっちゃったんだよねぇ〜」


「亮、色々突っ込みどころが満載だが、おじいさんは男だから妊娠しないぞ」


俺の言葉に亮は目をパチクリした。そして、何かを考え込むように眉を寄せている。

その顔は予定が狂ったといった感じだ。


「待て、亮。その反応さっきの言葉で本気で俺を騙せるとでも思ってたのか?」


亮は俺の言葉を聞くと慌てたように手をブンブンと振った。

顔は何故かヤバいっといった感じだ。


「いひひひっ、んなわけないじゃん?もう、優也ってば気にしすぎ。俺からマイフレンド優也に朝のご挨拶ジョークだって。だからそのマジ顔止めよう?お前マジ怖いって」


亮が手を振ったまま言うと、俺は溜め息をついた。

亮の性格からして朝からこれくらいのジョークはよくある。


っというか今日の朝のジョークはまだまだ軽いほうである。

この前の朝なんか、UFOに捕まって解剖されかけたなんて言っていたくらいだ。



俺が、その時のことを思い浮かべていると亮は突然思い付いたようにいつも以上に能天気な笑顔を浮かべた。


「そういや、優也ー。今日の放課後時間ある〜?」


「ん?まぁ、あるけど?」


亮の笑顔に俺は一抹の不安を覚えるも別に用事と言う用事はないので、とりあえず頷いておいた。

すると、亮は満面の笑みを浮かべて楽しそうに語り出す。


どうやら、廃墟を見つけたらしく探検したいようだ。高校生にもなって探検とはどうかと思うが、亮なのでそれはいいと思おう。


俺はあまりにも楽しそうに言う亮に根負けしてその廃墟を探検することを了承した。


今思えば、何故了承してしまったのかと……後悔が後を絶たない。



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