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『神の手違いが生んだ報われぬ者の転生録』  作者: Lark224a


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第80話 生徒会の仕事。

はぁ、朝からすごい疲れた。


二人の言い合いは俺を挟んで家から学校まで続いた。特に意味もない内容を永遠と聞かされて、頭が壊れるかと思った。あれがこれからも続くと思うと、正直、ゾッとする。


などと考えていると――。


「今日から復帰なんだ。」


相沢先輩が声を掛けてきた。


復帰初日の生徒会の仕事で会う人が、この人かよ。はぁ、一ノ瀬会長か、副会長の芽衣先輩の方がよかったが、こんな嫌な人でも先輩は先輩なので、後輩として対応をするべきだと嫌な顔はせずに後輩として馴染みやすい顔と声を作った。


「そうですよ。相沢先輩。今日から、また生徒会の仕事に参加させてもらいます。よろしくお願いします。」


「ふーーん。別にあんた居ても居なくても全然、問題なんてないけど、まぁ、参加するならそれなりの仕事はしなさいね。」


本当に余計な一言が多い先輩だ。まぁ、休んでいて迷惑を掛けたことは事実ではあるから、それぐらいの軽口は飲み込むとしよう。


「そうですね。今まで休んだ分を取り戻せるように頑張ります。」


「ふん。」


と二人で会話をしていると、ガチャと一ノ瀬会長と芽衣先輩がやってきた。


「悠真!!今日から復帰なの?怪我をしたって聞いたけど、もう大丈夫なの?」


「あ、はい。本当にご迷惑をかけました。自分はこの通り元気になりました。芽衣先輩にも迷惑を掛けました。」


「全然だよ。悠真は一年生でたくさんの仕事をしてくれているから、すごく助かってるよ。栞もそう思うよね?」


「全くもってその通りだ。悠真の仕事ぶりは数日の休み程度では覆ることがないぐらいの仕事をしてくれているから、全然問題はないし、こうして生徒会に無事に戻ってきてくれたことに感謝している。」


「会長と副会長から言ってもらえて素直にうれしいです。自分的にも忙しいタイミングで抜けることになってしまったので申し訳ないと思っていたので、これから休んだ分を取り返せるように頑張ります。」


「あぁ、期待しているよ。じゃあ、みんな。集会の最後の打ち合わせをするよ。」


定期的に白王では全校生徒による集会が行われていて、その進行を任されているのが生徒会なので、どの議題から話していくのかを決める必要があるが、大体の流れという物は決まっているので、そこまで固く決める必要はない。


そして、そもそもの進行の話は会長や副会長がするので、一年の俺は集会が終わるまで姿勢を正して立っているだけでいい。まぁ、その仕事も少々、面倒くさいけどな。


と、その時だった――コンコンと部屋の扉がノックされた。


「失礼します。」


と言う凛とした女性の声の後に入って来たのは――風紀委員会の会長の"七瀬さん"であった。


風紀委員は、その名の通り校内の風紀を守る為に存在している委員会で、その役回りから生徒からはめんどくさい目で見られることもあり、ちょっと損な立場でもあるが、生徒会と同じように学校を良いものにしたいという目的は一致しており、所属している者はそれなりの覚悟とやりがいをもって仕事をしている。


そんな風紀委員会が生徒会にやってくることなど、ほとんどなく。俺が入ってからは初めてのことだったし、風紀委員会の会長がやってきてから、部屋の空気が少し重くなった気がする。


もしかしたら、生徒会と風紀委員って仲が悪いのかもしれない。ほら、小説やアニメでもそういった設定はよくあったし、現実においても二次元通りの可能性があるのか?


と全く関係ないことを考えていると、風紀委員会の会長は部屋に入ってくるなり、俺の方を見て来て――


「彼を我が風紀委員に譲ってくれませんか?」


と訳の分からないことを言うのであった。

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