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『神の手違いが生んだ報われぬ者の転生録』  作者: Lark224a


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第6話 兆し。

――鑑定。


『白瀬 明音 年齢 4歳 Lv0 白瀬悠真の姉。』


・スキル


『鑑定のレベル不足のため閲覧することが出来ません。』


鑑定のスキルを手に入れた俺は、試しに姉を鑑定してみると、このような結果が出てきた。


鑑定のレベル不足か。つまりスキルにもステータスと同じように成長する機能があるってことか。そして、恐らくだがレベルを上げるにはステータスと同じようにスキルを使えば使うほど成長していくのだろう。


でだ。スキルを発動させる為にはっと‥‥やっぱり魔力が必要なわけだな。

ステータスを確認すると魔力の数値が35→32へ変わっていた。


一回の鑑定に必要な魔力が3だとすれば、MAXで12回の鑑定することが出来るわけか。


で、失った魔力はどうやったら回復するんだ? ゲームや漫画なら休息や食事といった体を癒すことをすれば回復するはずだが、こればかりは今すぐに分かることがではないから、おいおい計って細かい数値を出すとしよう。


なら、次は‥‥この成長プログラムとやらを調べるとしよう。


このプログラムの説明を見る限り、要はステータスに見合ったものを鍛えるとそのステータスも伸びていくってことだよな。


つまり。


《仮説》

勉強を一時間すると→頭脳のステータスが勉強一時間分の成長を受け取る。


ここで疑問なのは勉強の具合が気になるな。


より難しい勉強をすればその難易度に合った分の数値が頭脳のステータスに加算されるのか、それともどんな勉強をしようとも同じ分だけの数値を貰えるのか。はたまた、自分の年齢にあった勉強しか加算されないのか、そのへんのシステムがどうなっているのかをしっかりと確かめる必要がある。


そして、もう一つ。この運のステータスはどう鍛えればいいのか。


俺の中での運というものは波のようなものだと思ってる。悪い時があれば良い時もあって浮き沈みがある。運を鍛えることで、この浮き沈みに変化を出せるのか、それとも良い時の幅をより高いものへと変えてくれるのか。


“運というものはバカに出来ない”俺は前世でそれを痛いほど知っている。人の運、金の運、ツキの運、時の運と、運が良いと人生全てに作用されるのだ。だからこそ俺はこの運を自力で上げることが出来るなら上げておきたい。


と熟考を重ねていると、急に体が持ち上がった。


「はーーい、悠真。そろそろお出かけの準備をしましょうね。」


そうだった。今日も白河家族と共に公園に行くんだった。

一旦、考えるのはここまでしよう。


とりあえずの方針はデイリーとウィークリークエストをクリアする為にステータスを上げること。そして鑑定を使いまくって鑑定のレベルも上げることを目標にしておこう。


なら、今日も雪達の人形になりますか。


とベビーカーに乗せられて公園に向かうのであった。



「主任、これを見てください。」


「ん、なんだ?」


モニターに映るのはダンジョンの濃度を示した数値だった。ダンジョン内の濃度が高くなれば、それだけ危険も増える。例えば、本来は出るはずがない階層に強力な魔物が現れたり、通常の魔物も強化されてしまうのだ。


そして、その濃度が一定のラインを越えると‥‥“ダンジョンブレイク”を起こしてしまう。ダンジョンブレイクとはダンジョン内の魔物が飛び出して外に出てくることを言う。


なら、そのダンジョンブレイクを起こさない為にも濃度を下げるにはどうすればいいのか?


それについては明確な答えは今の化学技術では解明されていないが、緩和処置としてダンジョン内のマナを機械で吸い上げて外へと流すことでダンジョン内のマナ濃度を下げていた。


が、これは根本的な解決にはなっておらず、むしろダンジョンと外の世界の壁を無くす行為でもあるが、それでも人類にとってダンジョンを失うことは政治経済の発展を止めることと同じなため、止めることは出来ない。


そして、今日もあるダンジョンのマナ濃度が危険域まで行こうとしていた。


「どうしますか? これ以上放置すると‥‥ダンジョン内で異常が起きますが。いや、もしかしたら既に何らかの異常は出ている可能性もあります。」


「うーーーん、仕方ない。機械を発動させてマナ濃度を下げろ。」


「了解です。」


と機械を動かすボタンを押して、ダンジョン内のマナを吸収してマナ濃度を下げた。


「これであれば問題ないですね。」


「あぁ‥‥だな。だが、この方法では根本の解決にはなっていない。それに、この間外の世界のマナ濃度が3%も増加していた。これ以上、外の世界にマナを排出し続けたら‥‥俺達の住むこの地球がダンジョン化する可能性も出てくる。」


「そうですね。早く見つけて欲しいものです。マナを根本的に排除する方法を。」


「だな。」


と二人の研究員は、この地球を助ける為の技術の発展を望むのであった。

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