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『神の手違いが生んだ報われぬ者の転生録』  作者: Lark224a


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第55話 タッグマッチ③

「皆様!!待ちに待ったこの日がやって参りました!!若き才能がぶつかり合う、年に一度の大舞台――!!」


巨大モニターに映し出されたスタジオの光景。そこには、満員の観客席と、スポットライトに照らされた実況席があった。


「只今より――『探索者タッグマッチ――未来の日本を支える探索者を発掘しよう!!』を開催致しますッ!!」


――ワァァァァァァァァァァッ!!と、スタジオを埋め尽くす観客達の歓声と拍手が、スピーカー越しに渋谷ダンジョン前へと響き渡る。


巨大モニターの前に整列する出場者達。その全員が、画面に映る熱狂を静かに見つめていた。


「実況は私、南 修也!!そして本日の特別解説には、探索者協会本部より元Sランク探索者・神崎さんをお迎えしております!!」


カメラがスタジオから切り替わり、渋谷ダンジョン前の出場者達を順番に映し出す。


「今年は総勢15組が参戦!!名門育成校の首席コンビか!?それとも無名の実力者か!?はたまた、あの東雲グループかッ!!栄光の席を手に入れるのは、誰だッ!!皆様ッ!!一秒たりとも目を離してはいけませんよッ!!」


観客席のボルテージは最高潮に達する。


「それでは未来を掴み取るのは誰だ!!今、若き探索者達によるタッグマッチの開始です!!」


その掛け声と共に、出場者は全員ダンジョンの中へと入って行く。



ダンジョンへ足を踏み入れる前に、このイベントのルールを簡単に説明しておこう。


今回のタッグマッチは、制限時間六時間のポイント制で行われる。勝敗は――終了時点で最も多くのポイントを獲得していたチームが優勝となる。


ポイントの獲得方法は、大きく分けて二種類ある。


一つ目は、魔物討伐ポイント。


E・Fランクは5ポイント。

Dランクは10ポイント。

Cランクは30ポイント。

Bランクは80ポイント。

Aランクは200ポイント。


と、ランクが上がれば上がるだけもらえるポイントも増えていくが、当然、討伐するのも難しく時間が掛かるので、下のランクでポイントを稼ぐのか、一か八か高ランクを狙うのかが重要になる。


そして、戦闘においてもう1つ危惧しなければならないことがある。それは――ポイントが入るのは、最後の一撃を与えたチームのみということ。


――つまり、横取りは“あり”ということだ。


他チームの戦闘に介入するのも自由。ただし攻撃出来るのは魔物のみで、チーム同士の直接攻撃は禁止。要は、ラストヒットを奪った者勝ちってわけだ。


そして二つ目が、魔石ポイント。


討伐後にドロップした魔石には、別途ポイントが設定されている。


E・Fランクは5ポイント。

Dランク魔石は10ポイント。

Cランクは15ポイント。

Bランクは40ポイント。

Aランクは120ポイント。


さらに、魔石の純度によって倍率がある。


低純度はそのまま。

中純度は1.5倍。

高純度は2倍と振り幅があるので、持って帰る魔石は慎重に選ぶ必要がある。


例えば、Bランク高純度なら40×2で80ポイントになる。つまり、討伐と合わせれば160ポイントになる。


数を狩るか‥‥質を狙うか‥‥それとも、横から奪うか。戦い方次第でどうにでもなるルールだ。


ただ一つ言えるのは――これは実力だけの勝負じゃない。


状況判断と、駆け引き。そして、奪う覚悟があるかどうかだ。


さて――どう料理するか。

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