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『神の手違いが生んだ報われぬ者の転生録』  作者: Lark224a


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第37話 世界記録を塗り替える。

https://ncode.syosetu.com/n6756lr/ 新連載です!!良かったこっちも見てください!!

生徒会として初めての仕事を終えて、その後の授業も無事に終わり、この日の学校は終了だ。だが、部活をやっている者はここからそれぞれの部活用の服に着替えて、活動場所へと向かう。


白王の部活動はかなり活発で、全校生徒の内8、9割は何処かしらの部活に入っている者がほとんどで、生徒会のメンバーでも悠真だけが部活に所属していない。


だから下校の時間になると、クラスメイトのほとんどが部活に向かうなか、一人で帰る悠真は珍しい部類の生徒に入るが、当の本人は“周りのことなど一切気にする様子もなく、ただただ自分のやりたい事にだけ目を向けていた”。



さて、今日もダンジョンに潜るか。今日はいつもより長く潜ることが出来る。


父さんと母さんは仕事で帰りが遅くなり、姉さんは学校で勉強をすると、俺以外全員帰ってくるのが遅くなるので、その分晩御飯の時間も遅くなる。つまり、いつもより潜る時間が確保できている。


だから急いでダンジョンに行かないと‥‥あっ、でもダンジョンに潜る前に加藤さんのところに行かないといけないか。時間がギリギリで、換金だけして受け取りは後日にしたんだった。


なら、まずはギルドに行ってお金を受け取るついでに、武器やアイテムを見て行くか。ここ一週間でそれなりの金額は確保できたから、そろそろ安物の剣ぐらいは欲しいよな。


既にダンジョンに潜り始めて一ヶ月が経っている。この間の俺の武器は、ずっと素手や足だった。まぁ、出てくる魔物はまだまだFかEランク程度の弱い魔物なので、手や足でも全然大丈夫なのだが、練習やスキルを得る為にも、そろそろ武器が欲しいと思っていた。


だが、市販で売られている武器はとにかく高い。一番安い武器でも10万はする。


今の俺にとって10万は、そんなに高い物じゃない。ぶっちゃけ10本は買えるだけの財力は持っているが、最低価格の武器を買っても意味がない。すぐに壊れるし、切れ味も悪くなる。


そんな武器を買うぐらいなら、数十万以上の値段を出して、自分に合う武器を買った方がいいと探索者界隈では常識と言われてはいるが‥‥中々、見つからない。


既に加藤さんにお願いして、いくつかの武器を持ってきてもらい、試させてもらっているが、しっくりくる物がなく、加藤さんも「ここまで見つからないのは珍しいね。」と言っていた。


もしかしたら‥‥俺の武器って「特殊」なのかもな。


武器の種類は無限にある。自分達で素材を持ってきて、こういう武器を作って欲しいとオーダーメイドで作ってもらっている人もいる。いや、Sランクぐらいまで行くと、そういう人がほとんどだ。


なら自分もそうなのかも知れない。自分に合う武器は、見つけるのではなく作るべきなのか?いや、そんなわけないか‥‥オーダーメイドの武器を持てるようになるなんて、夢のまた夢の話だ。


自分に合う武器が見つかるまでは、この拳と足で戦うしかない――と、武器のことは一旦忘れて、加藤さんのところに向かうのであった。



「悠真くんっ!!やっと来た!!いつもの時間に来ないから、今日は来ないのかと思ったよ。」


「すいません。少し学校が長くなって遅れました。それで、報酬は準備できてますか?」


「うん!!バッチリ終わってるよ。今回はどうする?そのまま現金でもらう?それとも電子化する?」


「そうですね‥‥電子化でお願いします。」


「りょうかーい。じゃあスマホを置いてね。」


「はい。」


この一ヶ月で、俺と加藤さんの関係は友達のようなフランクなものになっていた。自分としても、ずっと固い感じで来られるよりは、親しみがある今の感じの方が楽だ。


などと考えていると、「はい、振り込んだよ。スマホを離して大丈夫だよ。」と言われたのでスマホを離し、金額を確認すると、ちゃんと31万円が振り込まれていた。


「どう?確認できた?」


「はい。バッチリです。じゃあ、自分はこれで――」


と、その場を離れようとした時だった。加藤さんが「待って」と俺を呼び止めたのだ。


「実は、今日は悠真にプレゼントがあるの。」


「プレゼントですか?」


「そう。なんと!!この度‥‥白瀬悠真を『Fランク』から『Eランク』へと昇格することになりました!!パチパチッ!!で、これが悠真の新しいギルドカードね。」


「あ、ありがとうございます。」


「でも本当にすごいよね。もうランクアップするなんて、世界最速の人でも半年なんだよ?それを一ヶ月で達成しちゃうなんて。でも、悠真が持っている能力から見れば、一ヶ月でランクが上がってもおかしくないね。」


「そ、そうですね。ありがとうございます。」


俺は、あまりの驚きで、ちゃんと話すことが出来なくなっていた。それもそのはずで、俺が立てていた未来の予定では、Eランクは一年後の中二の時の予定で、それぐらい時間が掛かると思っていた。


それがまさか、一ヶ月で達成できるなんて‥‥驚かない方が無理だ。



こうして白瀬悠真は、一ヶ月という世界最速記録を大きく超える速度でランクアップを果たした。この事実は、日本だけでなく、世界の名だたる探索者の耳に届くこととなった。

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