第36話 新たな政策。
新連載です!!タイトルは「異世界帰りの錬金術師は、祈る彼女と契約関係を交わして――世界を救う。」です!!
本作のジャンルはローファンタジーです!!内容としては読みやすい作品になっていると思います。
笑いあり、涙あり??、バトルあり、恋愛ありのなんでもありです!!そういった作品なので良かったら見てください!!お願いします!!
「じゃあ今日集まってもらった理由だが、それは新入生が抱えている不安を、どうにか生徒会で取り除くとまではいかなくても、和らげることは出来ないか?という打診が先生側からあった。
まぁ、私としてもその施策はありだと思っている。不安を和らげることが出来たなら、友達の輪も広がりやすくなり、身分や家柄などが関係しない関係が作れるのではないかと、私は思っている。
その為には、先生達が動くよりは、生徒の代表でもある生徒会が動いた方が、生徒達も受け取りやすいのではないかと思っている。
そこで君達には、その施策の内容を一緒に考えてもらいたいのと、今期の新入生はどういう人物が多いのかを知ってもらいたいと思っている。なので、同学の悠真頼りになってしまうが‥‥どうだろう?」
「どうだろうと言われましても‥‥自分も入学して一ヶ月ですから、新入生どころかクラスの人すら把握できていないというのが現状です。」
「もちろん、そこは分かっている。だから最初は簡単な物から始めてみようと思っている」
と、会長が取り出したのは「箱」で、「意見箱」と書かれていた。
「これは意見箱だ。その意味は簡単に言うと“目安箱”とほぼ同じ役割だが、唯一違うところは、目安箱は学校側に対する意見を伝える箱だが、この意見箱はこちら側からお題のような物を提示する。そして、そのお題に対しての意見を、この意見箱に入れる。
そして、この意見箱に入れられた内容は、学校側に見せたりはしないと明言する。」
「なるほど。先生側には見せたりしないと言えば、生徒達も自由に意見を述べることが出来て、やりたいこととか、何を考えているかを聞けるってわけね。流石はしおりーん、頭が良い!!」
「そうだ。他の二人はどうだ?何か意見があるなら言って欲しい。」
「私としては、さきほど会長自身も言ってましたけど、“家柄や身分”などの差をなくした関係を作ってもらいたいと私も思っているので、この意見箱はそういった方向でも働いてくれると思います。ですので賛成です。」
そう言うのは、初日に俺を脅してきた相沢先輩だった。
「そうか。じゃあ悠真はどうだ?」
「うーーん‥‥そうですね。」
と、頭を動かしてこの施策について考えることにした。
恐らくだが、この施策はあまり意味がないと、俺は思っている‥‥理由は二つある。
まず一つ目は、学校側には見せないと言ったところで、生徒会のメンバーが確認する時点で、一般生徒は本心を書くことは出来ないということだ。
だってそうだろ?生徒会のメンバーは、今まで一般の生徒から見れば天を見上げるような存在だ‥‥そんな人物に本心など言えるわけがない。生徒会長が俺であったなら、話は違っていたかもだが。
二つ目は、今のこの入学した直後に、こんな意見箱なんて設置して、入れているところを見られでもしたら最悪だ。こいつはすぐにチクる奴としてハブられることになるだろう。そうなってしまっては、そいつの中学生活は終わったと言える。
――以上の二つから、この施策はなし、というのが俺の考えではある。
だが、俺は「素晴らしい考えだと思います。この意見箱があれば、皆が平等に過ごせるようになります。」と、全く逆の意見を述べた。
これも全ては、俺が生徒会を早くクビになる為に、使えない人間だということをアピールしておく必要があるからだ。
「そうか‥‥じゃあ、早速今日からこの意見箱を設置しよう。三人共、手伝ってくれ。」
「分かったわ。」
「分かりました。」
「了解です。」
と、意見箱を持って生徒会室を出て、一年生の教室へと向かうのであった。




