表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『神の手違いが生んだ報われぬ者の転生録』  作者: Lark224a


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/39

第12話 ダンジョンブレイクVS最高戦力

《八王子 ギルド 視点》


「‥‥たったこれだけか??Sランクは?」


「Sランクのパーティーに連絡はしましたが、全部出払っていて招集することは出来ませんでした。現状で招集できたパーティーは、Aランク6、Bランク10、Cランク14、Dランク20だけです。どうしますか?この人数では避難エリアを全て守ることは出来ません。」


「わ、分かっている。警察と自衛隊と連携して、Dランクのパーティーは住人の救出をメインに。Aランクは一番被害が多い箇所を、BランクとCランクは共同してAランクが担当出来なかった場所の魔物の殲滅に当たれ。」


「了解しました。すぐに全てのパーティーに通達します!!」


管理局のクソ共がッ!!ダンジョンブレイクが起こってから通達してきてどうしろッて言うんだ!!ダンジョンの管理はお前らの仕事だろーが!!


なのに、なぜだ!!なぜ俺が管理している八王子で‥‥クソがッ!!俺が苦労に苦労を重ねてようやくギルドマスターという地位まで上がったというのに‥‥いや、まだだ!!まだ諦めるな!!ギルドマスターとしてまだやれることがある。


ギルドマスターは顔を上げて戦う表情をして対策を考えるのだった。



《主人公 視点》


「ここなら隠れられそうだな。」


足を怪我して動けない雪をおんぶして誰かの家まで運んできた。デイリーやウィークリークエストをちゃんとクリアしてきたから筋力が増していたことが、ここに来てプラスに働いた。


「ご、ごめんね、悠真。」


「謝ることじゃない。人助けをした結果なんだから俺が絶対に何とかするから、そんな悲しい顔をするな。」


「うん、そうだね。」


俺と雪は互いに手を握って合って自分達の不安を取り除いていたが――ドカン!!と先程より強い爆発音が聞こえると、今度は爆発による衝撃波が家を襲った。


もちろん、その衝撃波は俺達が隠れていた家も襲った。グラグラと家全体が揺れて、窓はギシギシと悲鳴を上げていていつ割れてもおかしくなかった。


「キャアアアア!!」


「雪ッ!!頭を下げろ!!」


俺は雪に覆いかぶさって雪の身を守って何とかしてその衝撃に耐えるのだった。そうして耐えること数分――ようやく家の揺れが治まった。


「はぁ‥‥はぁ‥‥治まったか?」


「う"うっ。」


そうして二人は何とかして危機に耐えるが、これは序章に過ぎない。ダンジョンから出て来た魔物達が確実に悠真と雪に迫ってきているのは事実だが、探索者も民間人の救助を始めているので、探索者が救助に来るのが速いか、それとも魔物に見つかるのが速いかの競争になっていた。



《八王子ダンジョン付近 視点》


“ダンジョンブレイク”それは全ての国が一番恐れているものである。だから、もし仮にダンジョンブレイクが起きたとしても、ダンジョン付近に対魔物に対しての兵器が設置されている。


例えば“対魔物用設置型 ターレット”“対魔物用設置型 ミサイル”“対魔物用設置型 シールド”と、全て最高技術のAIを搭載して魔物に対して最高の兵器となっている。


ダンダンダンッ!! ドカンッ!! ドカンッ!! キンッ!! キンッ!!


ターレットは自動で魔物に標準を合わせて何万発という弾丸を発射し続けて魔物を殲滅する。ミサイルは魔物が一番密集している場所を自動で割り出してミサイルを撃ち込んで広範囲にダメージを与える。シールドは最後の防衛ラインである。


政府が用意したダンジョンブレイクに対する対応策は確実に魔物の数を減らしたが、政府達は知らなかったのだ。ダンジョンブレイクの初めに出てくる魔物は低レベルな者ばかりで、その本領を発揮するのは今からなのだ。


グオオオォォォ!!!


凄まじい咆哮を放つ魔物がダンジョンから出て来た。その魔物が持つオーラはその辺の雑魚とは比べ物にならなかった。もちろんAIもそれを理解して全ての火力をその魔物に向けた。


ドカン!!バンバンッ!!と全ての弾丸とミサイルがその魔物に撃ち込まれたが、その魔物が倒れることはなく仁王立ちで全てを耐えきったのだ。


そして、次は俺の番だと言わんばかりにその場を駆け出した。そのスピードはAIが認識できないほどの速度が出ており、一瞬で対魔物用の兵器まで辿りつき、その拳を振るった。


ドカンッ!!ドカンッ!!と凄まじい爆発音が何度も鳴り響いた。


魔物はターレットとミサイルの兵器を全て破壊し、残すはバリアだけとなり、バリアに向けて一撃を放った。兵器をいとも簡単に破壊するだけの威力を持つ一撃ではあるが、バリアは壊れることはなかった。


日本技術が作った最高の兵器はターレットでもなければミサイルでもなく‥‥このバリアなのだ。日本は守る、防衛といった自国を守る為の技術は世界一なのだ。


グルルッとうねり声を上げて何度も何度もバリアを殴るが、バリアは壊れることはなかった。だが、この魔物の真の力はここからなのだ。


魔物は殴るのを止めてスゥーーーと大量の空気を吸い込み‥‥グオオオォォォォォォォ!!!と一番最初の咆哮の倍はある咆哮を放った。


すると、ドンッ!! ドンッ!!と地鳴りと共にダンジョンから同じ魔物が5体も出て来た。


そして6体の魔物は一斉にバリアを殴り始めた。何度も何度も何度も何度も殴った。そうしてその攻撃に耐えることが出来なくなったバリアがバリンッ!!と砕け散った。


バリアが無くなったことで6体の魔物とダンジョンから出てくる魔物は人が住む街へと足を進められるようになるわけだが、バリアもミサイルもターレットも全ての魔物を倒すのが目的ではなく、あくまでも時間稼ぎの為に設置されたもので、その役割は完璧にこなしていた。


「何処へ行く?クソ魔物共!!これ以上は進ませんぞ!!」


全ての魔物の前に立ちはだかるのはこの場においての最高戦力のAランクパーティーであった。


そう。全ては探索者が現場に駆け付ける為の時間を稼ぐためであった。そして、最高戦力のAランクVSダンジョンブレイクが始まるのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ