プロローグ「絶対零度の僕」
「宿命の反逆者」というゴリゴリのダークファンタジーを書く私が本気で書くラブコメです!
騙されたと思って是非一度読んでください!!
――僕は冷たい。氷のように冷たい人間だ。ついた二つ名は『絶対零度』。もちろん心の方の意味で。それ故に常に一人で行動していた。周りからしたら耐えられないのかもしれないけど、僕はその日常に慣れすぎて一人は嫌だなんて一切思っていない。
そう、僕――遠野優里は世にいうモブキャラなのだ。いや、もしかしたらそれ以上かもしれない。
僕はとうの昔に事故に遭って脳に障害を負った。それも中々酷いもので、一度覚えても一時間も経てばすぐに忘れてしまうといったもので、認知症に似たようなものだった。
それっきり、僕は人との関わりを避けながら生きてきた。一時間しか覚えられないんだ。一度関わってもすぐ忘れるなら最初から作らないと心の中で封をしていた。当然彼女なんてものはいないし、友達すらもろくに作ろうとも思わなかった。
だから、自分がどう思われようがどうでも良かった。どうせこれからも独り身で生きていくんだから。
でも、そんな『絶対零度』の僕の心はあの人に会ってから徐々に溶けていくような気がしてきた――
いかがでしたか?……って、まだプロローグなんですけどね笑
もし面白そうと少しでも思ってくだされば続きも読んでくださると幸いです!!
それと私の本業(?)でもある「宿命の反逆者」もよろしくお願いします!!