2/12
3分の2
何だこの申請者本当に人間か。
電子神の自分についてきてる。
楽しい、頼もしい。
私が特攻で作った隙を一つ残らず見つけて、ヒュドラに攻撃入れてくれる。
さらにわずかに私が止まったタイミングでヒーリングをかけてくれる。
いつもなら、連携不足でダメになっていたクエストが初めてクリアできた。
嬉しい。
また、遊びたい。
人は面白い。
一緒にクエストをクリアするうちに私はヒーラの友達になった。
「エッちゃん、あっちにカーンバルクが逃げた。追い込むから回り込んで」
「わかった。ヒーちゃん」
君だけが私についてきてくれる。
君だけしか呼ばない呼び名を私は認証する。
私だけの呼び名でヒーラをヒーちゃん呼ぶようになっていた。