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<救助>

 俺が目を覚ますと・・・そこは真っ暗な空間だった。

 どうやら俺は生きているらしい。バッテリーがやられたのか、装甲歩兵の機能は完全に停止していて完全に閉じ込められた状態だ。時計を見れば戦闘が始まった時間からすでに八時間以上は経っている。

 しかし俺にできることは何もない。ただここで待つことしかできない。



 外が再び騒がしくなったのはそれから数時間後だ。銃声や爆発音が響き、揺れが伝わってくる。だが、それもほんの少しの間だった。


 「少尉殿大丈夫ですか」


 ハッチが開かれて俺の顔に明るい光が当たる。光に目を慣らしつつ見上げるとそこにいたのはワイラーである。


 「さあ、外に出ましょう」


 軽々と抱きかかえられて俺は自分の機体の上に立つ。外には多くの残骸と仲間たちがいた。



・・・・・



 俺はワイラーとともに機体から地上に降りる。そして、ここにきて俺はあることに気が付いた。外を見たときの違和感があったのだが、ようやくその理由が分かった。敵の兵士と隣り合って座るガルシア准尉、さらにその奥には敵の歩兵たちがいる。ワイラーも俺が驚く理由がすくわかったのだろう。


 「お互い停戦中です」


 と答えると俺を背負う。


 「おお、大丈夫だったか」


 ガルシアは敵の歩兵との話を中断して俺を気遣う。


 「大丈夫です。喉が渇いただけで」

 「そうか。ほら、そこに水たまりがあるだろう。それを――」

 「自分が持ってるので大丈夫です」


 ガルシア准尉の言葉をさえぎってワイラーが俺に水を渡してくる。


 「歩兵になると本当に飲まされるんですよ・・・あれ」


 こうして俺は助け出された。しばらく捜索が終わるまで待たされることになったが俺は無事に生き延びることができたのだ。


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