表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

修羅場の草稿

作者: 壱番合戦 仁

・風祭 礼也

沖縄空手・剛柔流・古流派三段を保有する拳法家少年。ASD当事者でもある。

・風祭 華

キリスト教プロテスタント宗派ルター派特務部隊所属の天才牧師少女。

堕天した智天使ルシファーの後釜を継いで、人の子の性質を保ったま第二のルシファーとして天使になり、神の手によって、唯一人の身で《原罪》を償えた少女。

聖書の聖句を具現化する能力を持つ。

詠唱者自身が得意な祈祷文は一般に【レーマ】と呼ばれる。彼女のレーマは次の通りだ。

《神よ、イエスよ、聖霊よ、彼をとこしえにエデンの園から追放したまえ!【創世記:第4章24節・廻れ、炎の剣】!!》

これを詠唱した場合の効果は浮遊する炎のチャクラム型の神器が二つ出現し、自在に操れるというもの。


まずは、レイヤの妹の華がレイヤの恋人のアイルを人気のないところに呼び出すところから。


華「……ねぇ、あんた一体、華の兄貴の一体何なの?」

アイル「何、って……。私は、ただあなたのお兄さんとお付き合いしているだけ、ですよ……」

華「それ、ホラでしょ」

アイル「……え」

華「告白はいいとして、キスや愛撫も繋がるのだって、ヤることぜんぶヤっちゃってるんでしょう?

その様子から見てバレバレだよ?アイルさ、自分が何やっているのか本当に分かっているの?」

アイル「そんな、言いがかりですっ!レイヤ君と私は、ちゃんと合意の上でお付き合いしているんですよ?

何年もお兄様が失踪されていたのですし、ご家族だからすごく心配だったのは痛いほどよくわかりますけど……。だからってレイヤ君が望んだ私との関係に横からくちばしを突っ込まなくてもいいじゃないですか……」

華「ハァ……、アイルさ、これだけ言ってもまだ分からないの?華がお兄ちゃんの事、男の子として好きだって事をさ。今更理解するなんて馬っ鹿じゃないの?」

アイル「っ!!……ぷっ。ふふふっ。あははははははっ!!」

華「あんた……。何様なのッ!?泥棒猫の分際で私を笑わないでよ!!」

アイル「いやぁ、こんなに笑ったのは久しぶりだなぁ。もしかしたら生まれて初めてかもしれない……、くふふっ!!

やぁ、ハッキリ言ってね、レイヤ君はあなたに付きまとわれて迷惑しているって、さっき彼から聞いちゃったんですよね。

これどう思いますか?ふ、……ふふっ!!」

華「な、んで、……嘘」

アイル「嘘じゃありませんよ?そんなに確かめたければ直接本人に聞いてみたらいかがですか?

それにね、本当にレイヤ君の事が好きならば、ここでサッサと身を引いた方があなたの身のためだと思いますよ?

これはあなたのためだけじゃない。私やレイヤ君の事も考えて言っているんです。

今言ったことは文字通りの意味なんですから、流石にこんな事、誰でも理解できますよね?」

華「ふ、ふざけないでよッ!!華は、華はお兄ちゃんにちゃんと愛されていたの!!大きくなったら、絶対に事実婚するんだって約束したフィアンセだったんだから!!」

アイル「……ッ!!そんな昔の事を引っ張り出すなんて卑怯だと思わないんですかッ!?

大体現実問題としてレイヤ君はもうあなたの事なんて眼中にないんですよ?

そこで見ている彼に申し訳ないと思わないんですかッ!?」

礼也「ギクッ!!」

アイル「私、耳がかなりいいので気配で分かっちゃうんですよね。彼、私たちの事が相当心配で後をつけてきたんですよ。ねぇ?そうでしょう、レイヤ君?」

礼也「チッ、ああそうだが。君たちが何かろくでもない用事を済ませようとしていることが、何となく僕にはわかったからさ。止めようと思って盗み聞きしていたんだ。家の妹が迷惑かけて済まなかった。後できちんと叱っておくから、許してくれアイル」

華「ちょっとお兄ちゃん、何であんなどこの馬の骨とも知れない泥棒猫のことで私が反省しなくちゃならないの!?

それに結局さ、お兄ちゃんはあいつとあたしのどっちが好きだって言うの?

ハッキリ言ってよ!!」

アイル「そうだよ、レイヤ君。妹さんが大切な家族で可愛いからって、いくら何でも溺愛しすぎだよ。

ねぇ、レイヤ君」

華「おい、色ボケクソ兄貴」

  華「あんた、結局一体どんなアマが好みなのよ?」

アイル「レイヤ君は結局どういう女の子が好きなのかな?」

礼也「……うぅんと。僕は色んな意味で強い女の子が好きだ。精神的にも、肉体的にも、人間的にもね」

華「あっそう。じゃあ、解った。おい、クソ白魔。テメェにチャンスをくれてやる。レイヤの恋人の座をかけて決闘だ。このことはあの維持神のクソババァの薄汚い【世界書】にも、もうちゃんと書き込まれているよ」

アイル&礼也「「は、はあぁっ!?」」

華「世界書にこういう出来事が書き込まれている以上、それは歴史に残る運命として因果律に組み込まれる。だからもうあたしたちに逃げ場はないの。お分かり?」

アイル「そ、そんな」

華「ルールは簡単、相手を殺したら勝ち。レイヤ君が半殺しにされたって判断して割って入ったらそいつの負け。ってな訳で兄貴、そういうことだから、見殺しにしたくなければそこのところ宜しく」

礼也「か、勝手に決めるなよッ!!僕、まだ返事すらしてないじゃんか!!」

華「散々家族を放っぱらかして、あたしたちがどれだけ心配したか、……何で解んないの?」

礼也「……おい、泣くなよ。大体お前は」

華「【毒麦の種を蒔く者は毒麦の穂を刈るだろう】、『マタイによる福音書』より」

礼也「……ウッ」

華「そりゃ、泣くよ。あなたも自分の行いのツケを払いなさいよね?(アイルの方に向き直る)さあ、神の裁きを受けなさい、罪深き魔人よ」

アイル【……五臓六腑を喰らい尽くしてやる、この半人外】

華「ついに本性を現したね、この腐れ外道!!《神よ、イエスよ、聖霊よ、彼をとこしえにエデンの園から追放したまえ!【創世記:第4章24節・廻れ、炎の剣】!!》」

アイル「【私の真名は『ゼ・ノン=アイル・イン』、この世総てを破壊する者!!】」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ