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母の話

物凄く短いです。そもそも1話で3000行かなかったから書いたやつですからね。これも実話になります。


 結局文字数が足りなくて1話追加するというね。

 私がストーカーだと思われて女子にダッシュされた事まで書いたのに文字数足りないとかどういうことだよ。


 そうですね。じゃあ死後の世界について少し話しましょうか。

 これは私の親に聞いた話なんですが―――


・・・


 私の母親は1度死にかけています。

 学生時代、トラックに跳ねられて背中の肉を大きく削られたのが原因です。


 母の背中にはまだその時の傷跡がありますし、その傷跡はあと少し削れていたら背骨が見えてしまう程に深い物です。


 緊急治療室に運ばれ、生死の境を彷徨った母がいうには死にかけた時、母はお花畑にいたと言っていました。


 よく聞く話です。綺麗な花畑を歩いた先に川があって、呼び止められたら現実に戻る。

 夏の特番で耳にタコができるほどに聞かされた話ですね。でも、それを当事者から聞けることはまずないでしょう。


 母が言うには自分が死にかけていることはその時には分かっていたらしいです。

 そして花畑を歩いている時点で生きる事を諦めていたとも言っていました。

 花畑は綺麗だし、何だか気持ちが良いので、現実よりこっちの方が良いと思ったそうです。

 でも何かに引っ張られて目を覚ましてしまった。母は三途の川まで行けなかったと笑っていました。


 この時の母はまだ学生だったそうです。あのまま母が死んでしまった場合、賽の河原で石を積んでいたのでしょうか?

 まぁ、そうなったら私は生まれていないので、母が死ななくてよかったとしか言えませんが、母が見たというお花畑が本当に死後の世界だったらいいなぁ、と少し期待している自分がいます。


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