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異世界転生チートでSUSHIを握る能力を手に入れたが何か問題あるか  作者: 迷小屋エンキド
第一章「やりたいことやったもん勝ちだよね」
3/6

SUSHIとは何か。そう、我がNIPPONの誇る食b(ry

イイ感じで区切りがついたので短いです。気が乗らなかったとも言う。あと早くSUSHIを書きたかったとも言う。

 アルベルト・ジャクソンは転生者である。黒目黒髪という色質は、今生においては珍しい。

 多分魂とかが汚いから、とは幼馴染である従者の言だ。否定はしますん。

 この世に生まれる前より、旧姓神田武には特殊な能力がある。

 アルベルトはこれを“SUSHIを握る異能”略して“SNI”と呼んでいた。そのまんまだ。

 元日本人だったアルベルトが、故郷の味を好きな時に味わえるように女神(仮)から賜った世界を救う力である。

 聖を受けて一八年で、アルベルトは能力の全貌を大体把握していた。

 美少女を羽交い絞めにして口元にビントロを突きつけているのはその為だ。何も嫌がる外国系美少女に無理矢理寿司を食わせようとしている訳ではない。

 客観的に言ってそれは事実だが、アルベルトの目的は別だ。

 SNIはかなり大ざっぱな能力だった。拳を握り、開いてみれば、手の平にはSUSHIが握られている。

 ネタや量も自在だ。一気に頼むと何故か出前用の寿司箱まで付いてくるお得仕様だ。

 だが、SNIの効果はこれだけではない。

 SUSHIを食うと、ネタごとにエンチャント効果があったのだ。

 ビントロを食わせようとしているのは嫌がらせなどではない。ちゃんと意味がある。抵抗する美少女の姿に興奮を覚えるがそれはそれだ。

 アルベルトは、抵抗する美少女にSUSHIを食わせるべく、ある行動に出ることに決めた。

 手間を掛ければ状況は悪くなるだけだ。既に見るだけで人を殺せる銃士隊に囲まれ、その上美少女メイドに睨まれている。これはいけない。

 ならば躊躇っている場合ではない、と自分に理論武装を済ませて、アルベルトは動いた。

 羽交い絞めにした少女の鼻を摘まんだのだ。哀れな美少女はかつてない暴挙に混乱し、この場に居る者達の殺意がアルベルトに突き刺さる。

 構わず反射的に開いた少女に口にSUSHIを放り込んだ。

 美少女が目を見開く。


「んぐっ!? ふっ……あ……?」

「アリサ様! 己貴様っ……!」

「安心しろ。毒じゃねえ。ただのSUSHIだ」


 ビントロのエンチャントはシンプルだ。

 音と光によるげん惑だ。要はリアクションで口と目から強烈な光が出るアレである。


「ンマ――!?」


 アリサ姫の叫びと共に、全てを白く染め上げる程の発光が辺りを包んだ。


「アリサ様!? くっ……!」

「フハハ! 喰らうがいい!」


 白色の中、アルベルトは動いた。目の前でクロスした両手には、SUSHIが握られている。

 ヨンナや銃士隊の面々は、アルベルトの声に対応しようと身構えた。


「遅い!」

「んぐっ!?」

「ほぐぅ!」

「もがッ!?」

「へうぉ!?」


 其々の口に違うネタのSUSHIを放り込む。ヨンナ達は、一瞬驚きの悲鳴を上げながら、反射的にSUSHIを飲み干してしまう。

 変化は連続して起きた。


「お、おい、お前の腕触手みたいにグネッてるぞ!?」

「お前も腕が十本になってんじゃねえか気持ち悪ッ!?」


 たこといかを食した者達。


「どうも、俺です。この感動を歌いたい。聞いて下さい“ラブリー・ホワイト”」


 はまちを食した者は何故か歌い出し、


「ああ、こんな……! クラウス以外でこんなふうに……!」


 まぐろを食したヨンナは、余りの幸福感に腰が砕けていた。

 涙目で頬は赤らみ、悔しそうにこちらを上目遣いで睨んでいる。

 転生して一八年。異性と言えば母親と年増メイドとしか接触の無かったアルベルトは興奮した。

 くっ……! 殺せ……! と言わせたい衝動を飲み込み、アルベルトは人間光源と化したアリサの元へ向かう。


「おおう、結構マブい。これなんか被せないと危ないな」

「ンマ――!!」


 因みにエンチャント効果はSUSHIが消化されるまで続く。つまりアリサは後一二時間このままである。

 若干早まった気がしないでもない、と反省を入れつつ、アルベルトは応急処置としてアリサに懐から取り出したブラジャーを被せた。

 一応これで目は隠せた。まさか昨日何となく盗んだ宿屋の娘の下着が役に立つとは。ありがとうございました。

 口から発光しているブラジャーを被ったアリサに拝み、アルベルトは人間発光体を肩に担いだ。

 未だ混乱の冷めなかったヨンナ達も、慌てて手を伸ばす。

 窓に向かいながら、アルベルトはふとヨンナ達に振り返りながら言った。


「あ、ベッドに置いてあるSUSHIは他の人達と食べて下さいね! 大丈夫! ウマいから!」

『そういう問題じゃねえよ!?』


 一斉ツッコミに頷きながら、アルベルトは穴の開いた窓に跳び込みながら言った。


「んじゃ、失礼しました」

「ま、待ちな――」


 ヨンナの制止も待たずに、アルベルトは窓から落ちた。

実はここまで何も考えてないです。ポッと湧いたら書いてます。今後どうなるかは不明。

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