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血風領のニューフェイス  作者: 鏑木ハルカ
第1回 北方開拓村奪還作戦
2/7

第1話 初戦闘まで

リプレイは初めて書いたので、試行錯誤中です。

読みにくい所や、改変案が有ればご指摘ください。

 アイヤール血風領。

 フェイダン地方アイヤール帝国の東端に位置する、蛮族との最前線。

 闘神フェルディナント伯爵率いるこの領の兵達は、国庫が寂しくなる度に蛮族領に侵攻する、どっちが蛮族か判らない世紀末な地域。

 モヒカンと、棘付き肩パッドと、鋲打ちレザーの似合うこの地方で……

 プレイヤー達は、26番目の最下層部隊、Z中隊に新兵として配属される。



GM:それでは始めましょう。よろしくお願いします。

カトリ:よろしくおねがいしますー

クラリカ:よろしくお願いいたします。

ステラ:よっろしくオネガイシマース!(cv戦艦金○)

リフィア:おねがいします!

ラピス:よろしくお願いします~


GM:さて、んでは配属されて1週間ほど、或る日君たちは隊長さんの執務室にお呼び出しくらいます。

カトリ:「失礼します クマー」

ラピス:「失礼いたします……」

ステラ:「何か用か、隊長。夜戦か?」

リフィア:「失礼します……」

GM:隊長「よく来てくれた諸君……うー、この部隊は全員女だったか?」

クラリカ:「はい! なんでしょうかっ」

GM:ちなみに隊長はこんなのです。


 (鋲打ちモヒカンでコメカミに『Z』の文字のある世紀末な暴走族の絵)


カトリ:ごつすぎワロタww

GM:隊長「ああ、気にするな、このジー○中隊に礼は要らん」

カトリ:「育ちがいいもので崩すことができなおのですわ クマー」

ステラ:「そーんなことより、なんでアタシらを呼び出したんだぜ?」

GM:隊長「さて、君らもそろそろ隊に馴染んだ事だし……馴染んだよな?」 (ん~?

クラリカ:「はい! 殲滅です!」

ラピス:(おろおろ)

GM:隊長「重畳、で、そろそろ実戦に出ても良かろうと思ってな」

ステラ:「おっ、実戦か?」

GM:隊長「ここから北に1日ほどのところに村があってな。その村を襲……おっと」

カトリ:「襲?」

ラピス:「キコエテマセン」

GM:隊長「襲……われているだ。うん。その村が蛮族の襲撃を受けていると、報告を受けた」

ステラ:「(ここの奴らが襲ってるんじゃねーよな?)」

カトリ:「最前線なので常に危険は承知してクマー」

GM:隊長「第二小隊をすでに先遣に出してはいるが、少々荷が重いようでな」

ラピス:まさかのマッチポンプ?

GM:隊長「我が中隊は善良デスヨ?」

ラピス:「は、はぃ」

クラリカ:善良で完璧に幸福ですねわかります。

GM:PCはジ○ド中隊の新人部隊です。名前はまだありません。

ラピス:パーティ称号=部隊名になるのかな

GM:なるかもねー


 GMとしてはその心積もりです。

 名誉点が溜まれば番号以外に、通称の部隊名で呼ばれるようになるとかカッコイイじゃないですか。肩を赤く塗ったあの部隊とか?


リフィア:「それで私達に声がかかったの? 私、実戦経験ないのに……」

ステラ:「ま、猫の手も借りたいってやつなんだろ。幸い猫も居るしな」

カトリ:「わたしの手はそんなに安くありませんことくまー」

GM:隊長「なに、そう思って先輩の部隊を先に派遣しておいたのだ」

ラピス:「みなさん、ヒャッハーって叫びながら出撃されましたっけ……」

GM:隊長「ただ、少々オツムが残念な連中でな……ちょっと心配」(ゲフンゲフン

ステラ:「わかるぜー隊長ー」

GM:隊長「それに、実戦に出れば、実力に応じた特別な手当ても出る。ボーナスは500Gな」

カトリ:「高級かつお節くまー?」

ラピス:「まあ」

GM:隊長「蛮族の首持って帰ったら、オマケもつくかも知れんし?」

クラリカ:月賦ははいるのでしょうか・・

GM:隊長「月給=生活費でゴザル」(部隊運営厳しい

クラリカ:奪い合いが激しそうな部隊だ……w

ステラ:下積みならそんなもんだよな、常考

カトリ:主な産業は蛮族の戦利品だしなぁ


 通常の冒険者ではなく軍に入れたのは、冒険者の依頼を引き受けるパートを任務と言う形で短縮すると同時に、面倒な生活費の計算を削除する考えもありました。

 特にこのセッションは高速成長を視野に入れており、セッション間の期間がわりと長くなる予定だったからです。


GM:隊長「ほら、ウチは……最下層中隊だし?」

ラピス:逆に考えるんだ、生活費は払わなくて済むんだと(白目

クラリカ:「500Gかー、なんの本買おうかなー♪」

リフィア:「まぁ、ボーナス云々はともかく、蛮族が暴れていると聞いては黙ってられないわね。」←ライフォス神官

カトリ:育ちの良いカトリには耐えられそうないわー

GM:隊長「まあ、そんなに出世したいのであれば、マルコん所に紹介状書いてやらんでもないが……」

ステラ:「それなりに箔はつけないとな」


 マルコさんは領主のフェルディナント伯爵の側近で、伯爵に率いられてちょくちょく世界の危機に駆り出される可哀想な人です。

 このセッションでは連隊長兼第1中隊の隊長と言うことにしています。

 彼については、公式リプレイ『滅びのサーペント』をご覧ください。タイタンが泣いて逃げ出し、ドラゴンがチリの様に蒸発する凄まじい戦いが楽しめます。


GM:隊長「まあ、そんな訳で、できれば早めに手伝いに逝ってくれ?」

ステラ:「おう、アタシたちに任せなー 正規空母に乗ったつもりで待ってなって」

ラピス:「出撃命令とあらば」

クラリカ:「(隊長は変わった発音をされる。どこの生まれかしらー)」

カトリ:「行ってまいります クマー」

リフィア:(一礼して出てく


GM:買い物とかはこのタイミングまで可能だけどー?

ステラ:10ガメルしかねぇよ!

ラピス:多分大丈夫 多分

カトリ:285Gはあるけど

クラリカ:140Gあるけど、カードに突っ込むぐらいしか道がないなぁ

カトリ:草欲しい?

ステラ:アタシはwwwいらねぇwww

カトリ:生やすなwwwwww

ラピス:救命草、5つあるけど足りるかね?

カトリ:んじゃ、魔香草2こだけ買っておきます。

GM:じゃ、問題なければ2日分の種籾(非常食)渡されて追い出されますよ。

ラピス:どこかの村から奪tt。

ステラ:……もっとマシな食いモンよこせってんだ。

カトリ:残り85Gっと。

GM:ほほぃ、では道中に移りまっせ。

リフィア:(ステラは私達の中で唯一、この中隊に馴染んでる気がするわ。

ステラ:(ナニカイッタカ?

リフィア:(心の中を読まないで頂戴……




GM:一応近場の村なので、街道は整備されてまーす。

カトリ:最前線だしねー警戒はして進むよー。

ステラ:「腕が鳴るぜーヒャッホー」と槍を振り回しながら行軍。

GM:では、手始めに危険感知でもしてもらおうかね。目標値は9で。

カトリ:「にゃにゃ」 動いてる物に反応するよ。

ステラ:おう、任せな!(←基準値0

カトリ:早すぎるw


ステラ: (2D6) → 4[1,3] → 4

ラピス: (2D6+1+2) → 6[1,5]+1+2 → 9 危険感知 レンジャ知

クラリカ: (2D6+1+3) → 8[3,5]+1+3 → 12 危険感知

リフィア: (2D6) → 4[1,3] → 4

カトリ:(2D6+2+3) → 7[4,3]+2+3 → 12 危機感知

GM:今日もウチのダイスは快調です(ニヤリ


GM:ん、では成功した人は藪から飛び出す人影を発見。成功したので、体当たりは食らわなかった模様。

クラリカ:「おわっ? なんかいる?」

カトリ:「なにっくまー?」

ステラ:「おっ、なんだ?敵襲か?」(ニター)

リフィア:「えっ?何、どうしたの?」

ラピス:(びびくっ)

GM:ノーミン「誰か、た、助けてくれ!」

カトリ:「落ち着いて話すクマー」

GM:ノーミン「クマ!? 熊が出た!!」(パニック

クラリカ:「いったい何があったんですかっ!?」(首筋にナイフを当てます

リフィア:(あ、ステラだけじゃない。クラリカも相当中隊に馴染んでるわ、これ

ラピス:(私たちもいずれああなってしまうでしょうか?

リフィア:(それだけは避けたいなぁ……

GM:ノーミン「蛮族が村に……俺は何とか一人だけ逃げ出すことができて……」

ステラ:「村? お前、どこの村のモンだ?」

カトリ:「北の村?」

クラリカ:(本当に襲撃受けてたんだなー)

GM:ノーミン「そうです! そして、ただいま絶賛追われ中」

カトリ:「先発隊が行ってるはずだけど、どうなってるくまー?」

GM:その時、ノーミンの背後からガサガサと……うむ、5体の蛮族が登場。

クラリカ:おおうぃwww

ステラ:おいおい多いなw

カトリ:おおいww

ラピス:村襲撃で、しかも一人がようやく逃げれたって情報は伊達じゃないぜ。

GM:さっそく魔物知識やってもらおうかー。目標値は6/11。

ステラ:「追手の皆さんが、ガン首そろえていらっしゃいませー、だ」と言って槍を構えるぜー。

リフィア:「貴方は私の後ろに隠れてて下さい。今手当しますから!」 ノーミンの前に出るよ。

GM:ノーミン「た、たすかる!」

カトリ:「聞きたいことはあったけど、しょうがないくまー」とショートソード抜く


ステラ: (2D6) → 9[3,6] → 9

ラピス:(2D6) → 7[4,3] → 7 まもちき

クラリカ: (2D6) → 8[2,6] → 8 まもちき

リフィア:(2D6+4) → 5[3,2]+4 → 9 セージの腕の見せ所!

リフィア:(´・ω・)

カトリ: (2D6) → 4[3,1] → 4 魔物知識 平目


 リフィアはセージ技能による補正値を得ています。

 平均値(7)を出していれば弱点まで見抜けていたんですけどね。


GM:名前だけは抜けたかな。5体全部レッドキャップスレイブであるヨ?

GM:レッドキャップ「ヒャッハー」「その種籾をよこせー」「あの村を襲えー」

リフィア:「ええっと……(ペラペラ)あれは……」(図鑑見てる

ステラ:「ヒャッハー……赤ヘル……ちょっと親近感を覚えるのはなんでだ」(カープファン

ラピス:「同調しないでください……」

ステラ:「お、おう、心配すんな」(汗

クラリカ:「先輩が襲撃者じゃなくてよかったー♪」

GM:レッドキャップ「女? 肉増えたひゃっはー」

リフィア:(大丈夫かなこの部隊。大丈夫かなこの部隊……)

カトリ:レベル1だけど数が多いとやっかいやね。

GM:5体全部乱戦に入ると、徒党を組むで、命中とダメージ+2です。

カトリ:乱戦エリア二つ造りたいなぁ。

ステラ:まぁ即結合するから無理だな


 レッドキャップスレイブ。

 1レベルの蛮族モンスターで、その強さはコボルドとタメを晴れるほど最弱。

 しかし群れるとその強さは上昇し、5体全てが同じ場所に集まると3レベルのモンスターに匹敵する強さになります。が……


GM:ってわけで襲い掛かってきます。先制判定は9でございます。

カトリ:距離は?

GM:敵前衛まで12mかな。

クラリカ:ちかすぎますにゃー。

ラピス:一斉に屠ろう。

ステラ:いくぜぇ!


ステラ: (2D6+4) → 10[6,4]+4 → 14 先制

ラピス:(2D6) → 9[4,5] → 9 平目先制

クラリカ:(2D6+1+2) → 8[3,5]+1+2 → 11

リフィア: (2D6) → 2[1,1] → 2 先制 セージの腕の見せ所(ry

カトリ:(2D6+3+2) → 4[1,3]+3+2 → 9 先制


 ステラはウォーリーダー技能、カトリとクラリカはスカウト技能で補正値を得ています。

 なお、セージ技能は先制判定になんら寄与しません。この出目では関係有りませんが。

 出目(1,1)はファンブルといって、あらゆる判定が自動的に失敗し、代わりに経験点を50点取得できます。

 逆に(6,6)は自動成功と言って、ほぼ全ての判定が成功しますが、先制判定ではただの出目12として扱われるので注意が必要です。


リフィア:ふぅ……

GM:50点オメデトウ。

ラピス:ここはおいしいな。

クラリカ:一番のりかーうらやましい!

ステラ:「リフィアはいつもどおり」タグをやろう。


 リフィアの中の人は、1ゾロが多いと言う共通認識を得ています。


GM:では先制取られたのでそっちから。

ステラ:おっしゃあ!支援頼むぜー!

リフィア:「とにかく戦闘の準備を……あっ」(ポロッポロッ

カトリ:スパークで一網打尽おなしゃす。

クラリカ:了解。

GM:ぐぬぬ……全部ハイルヨ……


 スパーク。コンジャラー1レベルに存在する範囲攻撃魔法。

 射程が長く、範囲もそこそこ広く、そして威力は最弱。

 ですが、範囲を持つ攻撃魔法は速くても3レベルにならないと取得できないので、初期作成ではとても重宝します。


クラリカ:では行使しまーす。

GM:どぞー、抵抗は9です。

クラリカ:6[5,1]+2+3 → 11 一番槍ー♪

GM:ぬけたー。ウッって感じで。

クラリカ:ダメージは個別です? 一括です?

GM:ご自由に。

クラリカ:では個別に。


 ダメージの決定は本来個別に行うのが常です。ですが敵の数が多いとか、オンラインテキストセッションのように時間の掛かる環境の場合、GMの判断次第で一括処理しても構わないと思います。


クラリカ:KeyNo.0c[10]+5 → 2D:[1,5]=6 → 1+5 → 6 1

クラリカ:KeyNo.0c[10]+5 → 2D:[5,1]=6 → 1+5 → 6 2

クラリカ:KeyNo.0c[10]+5 → 2D:[3,4]=7 → 2+5 → 7 3

クラリカ:KeyNo.0c[10]+5 → 2D:[4,2]=6 → 1+5 → 6 4

クラリカ:KeyNo.0c[10]+5 → 2D:[5,6 5,2]=11,7 → 4,2+5 → 1回転 → 11 5


カトリ:きたーw

クラリカ:お、回った!

ステラ:やったぜ。

クラリカ:「まずは、成功ですかねー。皆さん、あとはよろしくおねがいします!」

GM:レッドキャップ「5~!」

ステラ:バチィ

GM:┌┤´д`├┐「マダヤレル!」(残りHP1)


 武器や魔法には固有のクリティカル値と言うものが設定されています。

 基本は10ですが、武装のジャンルや敵の装備、魔法の種類によって変動します。

 サイコロ2つでその数値以上を出すと、クリティカルとなり、更にダメージを振り足していくことが可能になります。

 スパークの威力レートは0。これで11を出しているので、表を参照した結果は4。

 更にクリティカルしているのでもう一度振り足して、出た目が7なので表を参照して2。

 これに基礎魔力値の5を足して4+2+5の11ダメージとなります。

 魔法的なダメージは物理的防護点を貫通するので、11ダメージがそのまま適用されることになりますね。


クラリカ:「キルマーク1つ取り損ねましたね♪」

ステラ:「まぁ奴らはほぼ半壊だ!あとはアタシらで蹴散らすぜぇー!」

カトリ:「そのうち天の川になるくまよー」

カトリ:って、のーみんにHPあったのか。

ラピス:瀕死です。

GM:1あるぜ!


 ノーミンの立ち絵は適当な物が無かったので、スヘ○ランカーの物を使っていました。

 ゲーム史上最弱の主人公の彼については詳しく知りたい方は……ググってください。


リフィア:「さて、私は補助をかけないとね……あっ。あの、お名前は?」(ノーミンに向けて

GM:ノーミン「え、ノーミンですが?」

ラピス:「名前でしたか」(あっけ

リフィア:「あ、ではノーミンさん。危ないのでもうちょっと後ろに下がって戴けますか? 具体的には私から3m以上後ろに。」

GM:ノーミン「了解です」(ゴフゴフッ

リフィア:じゃあフィールドプロテクション!


 フィールドプロテクション。

 毒・病気・呪い属性以外の全てのダメージを1点減少させる、プリーストの基礎魔法です。

 何はともあれ1手目はこれ! と言われるほど、手軽で効果の高い魔法です。

 術者を起点にしか使えないことと、3mと言う範囲の狭さ、5人までしか効果を与えられない事が難点でしょうか。

 範囲や効果対象については魔法拡大/範囲の特技で、多少は対処出来ますが。


GM:退避させる振りして、農民を魔法から外す、鬼畜なリフィアであった。

ステラ:ヒャッハーの素質あるな。

カトリ:うむ。

GM:むしろヒャッハー系リーダーの資質!


リフィア:(2D6+2+3) → 8[5,3]+2+3 → 13 「ライフォス様……蛮族と戦う者たちに神の守りを……!」


GM:うぃ、掛かりましたー


 抵抗されない魔法でも、一応発動判定は必要です。


リフィア:前衛が対象から外れるのはまずいし……(言い訳

GM:ライフォスさま「アッララララーイ!」

ラピス:ライフォスがダメになってる!?

ステラ:「心配すんなって!そっちには抜かせないからよーっ!」と叫んでダッシュするぜー。Rキャップの3に向かって突進よー!

GM:おk、回避は1あるので……固定値は8だ!

ステラ:あ、疾風の構え忘れたな...まぁいいや、届くだろ


 実はステラが覚えているのは堅陣の構えです。GMも気付いてませんでしたが。

 ちなみに疾風の構えと言うスキルはありません。

 堅陣の構えは自分以外の味方の制限移動を+2mする、ウォーリーダーのスキルです。


GM:主動作前なら補助動作はいつでもできるよ?

ステラ:もう移動しちまったからな!

GM:主動作内じゃないから、移動後でもできるのだよ?

ステラ:鼓咆の範囲は6mやから(震え声)


 鼓咆は名誉点を基準に効果範囲が決まります。

 初期作成のステラの名誉点は0。この場合の効果範囲は6m。

 12m先の敵と乱戦状態になっているため、効果範囲に味方が居ない状況なのです。


ステラ:1Hアルシェピースで攻撃!

ステラ:(2D6+4>=8) → 6[5,1]+4 → 10 → 成功 命中/1Hアールシェピース

ステラ:KeyNo.25c[10]+6 → 2D:[6,6 6,6 1,6]=12,12,7 → 10,10,6+6 → 2回転 → 32 ダメージ


リフィア:!?

クラリカ:わーお

ラピス:死んだw

ステラ:やったぜ。

カトリ:オーバーkillにもほどがあるぜぇw


 ちなみに30点超えのダメージと言うのは、7~8レベルの冒険者でようやく出せるかどうかと言った所。

 初期作成でも、強い武器を真っ先に装備して大回転するとこういう事になってしまいます。

 ボスじゃなくて良かった……


GM:(2D6) → 5[2,3]+9-26 → -12 生死判定がまだあるぜ・・・!

GM:死んだ……群隊の補正値1個下がった……


 生死判定とはHPが0以下になった時行うものです。

 レッドキャップスレイブの生命抵抗値+9とHPがマイナスになった過剰ダメージ分を足し合わせ、0以上なら成功、つまり気絶で済みます。

 この場合12も足りていないので、死亡ですね。

 レッドキャップの『徒党を組む』の補正値は5体以上で+2。

 1体があっさりお亡くなりになってしまった為に、はやくも+1まで下がってしまいました。


GM:次どなたー?

カトリ:通常移動で接近。赤頭5にショートソード2発


カトリ: (2D6+3) → 8[6,2]+3 → 11 命中

カトリ:KeyNo.5c[9]+3 → 2D:[3,2]=5 → 1+3 → 4


カトリ:4点!

GM:……死ぬじゃん?

カトリ:ひくいなぁ

ステラ:ショートソードじゃそんなもんだぜ


 レッドキャップ5のHPは残り1です、そして防護点は1。


GM:(2D6+2-2) → 6[1,5]+2-2 → 4 生死判定があるんや!


GM:生きてる……けど、気絶はした。

カトリ:もう片方でトドメって宣言したらどうなんるんだろ? しないから手番終わるけど。

GM:トドメの概念はなくなったよ。死ぬまで殴ればよい。


 大型サプリカルディアグレイスにより、トドメを刺すと言う行為は消えました。

 対象を殺害する場合、生死判定に失敗するまで殴れ! と言うことになります。


ラピス:ほいじゃあ、1に牽制攻撃しますかねー。

GM:へーい……精密切って撃ってもいいのよ……?

ラピス:常時発動させるよ。


 戦闘特技:精密射撃は、取得していると乱戦状態の中に打ち込んでも『誤射』しなくなります。

 持ってないと味方に当たるかもしれないのですね。

 なお、常時発動型の戦闘特技は、効果をオフにすることも可能です。

 牽制攻撃は補助動作で宣言して使用する特技で、命中判定を+1する代わりに、クリティカル値を1上昇させてしまう特技です。

 爆発力は落ちますが、堅実なダメージを期待できる特技ですね。


ラピス:(2D6+3+3+1>8) → 11[5,6]+3+3+1 → 18 → 成功 命中

ラピス:KeyNo.27c[11]+6 → 2D:[4,6]=10 → 9+6 → 15 ダメージ


ラピス:牽制でなかったら回ってた


GM:(2D6+2-8) → 6[2,4]+2-8 → 0 生死判定(ry


GM:ギリセーフ!

クラリカ:せふせふ!

ステラ:けん制でなかったら(

ラピス:死んでたなw

カトリ:運のいい奴w

GM:これで全員終わったかな?

ラピス:です、自分も手番終了

GM:ではこっち……逃げたい……けど逃げられない

ステラ:(ニタァ

GM:一応逃亡しようとはしてみるけど?

ステラ:(ガシィ

GM:デスヨネー

リフィア:「これは、支援の必要もなかったかしらね?」

GM:ではサイコロでランダムに……カトリに攻撃や!

カトリ:「備えあればなんとやらくまー」


GM:(2D6+1) → 6[1,5]+1 → 7 補正値全部消えたクマー


ステラ:命中は振るんだな。

GM:というか振る必要なかったな……固定値の敵だし。


 オンラインテキストセッションは時間が掛かるので、雑魚戦などは期待値を利用した固定値で処理しています。

 一方的な虐殺を前に、GMちょっとうろたえてます。


カトリ:(2D6+5) → 7[5,2]+5 → 12 回避ー


カトリ:「そんな攻撃あたらんくまー」

GM:3も同じく逃げようとするけど止めるよねー?

カトリ:「もちろん」

ステラ:そらそうだぜ。

GM:ならば、すてらんに8で攻撃や!


ステラ:(2D6+6>=8) → 4[3,1]+6 → 10 → 成功 回避


ステラ:余裕だぜ!(冷汗)

GM:……数のなくなったスレイブなど、こんなものか!

ラピス:「では、今のうちにノーミンさんの手当てを」>リフィア

リフィア:「そうね。瀕死の人を見捨てたりしたら、ライフォス神官の名折れよ」

GM:レッドキャップ「……覚悟完了!」

ステラ:「おーいラピスよー、矢がもったいねぇからアタシらでやっちまうぜー?」

ラピス:「お願いいたします」


GM:サア、2Rの開始だ

クラリカ:「スパー……あ、はい。お願いします」

ラピス:「やめてください、まきこんでしまいます」

GM:レッドキャップ「やめてください、しんでしまいます」

ステラ:「ちゅーわけだ、いくよカトリ!」

カトリ:「くまー」

リフィア:「ステラ、カトリ、 数名は生かしておいて頂戴。情報を聞き出したいから」


 この後、レッドキャップ2はステラの一撃で、あえなく気絶。

 レッドキャップ4はカトリの攻撃を片方避けるが、両手利きを持つ彼女の左手の攻撃を受ける。

 だが非力な攻撃では気絶までは行かず、反撃するもあっさり回避。

 この時点で降伏を選びました。


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