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第二話 吹雪のゲレンデ

時を事件発生24時間前まで遡る。




東都大学法学部二年生の明智瑞樹(あけちみずき)は冬休みを利用して長野県某所のスキー場に訪れていた。


「ひゃっほーーー!!!」

「おい瑞樹!雪飛ばしすぎ!」

同じく法学部二年の高崎陽(たかさきよう)が叱責するが、瑞樹は止まる気配はない


「いい加減にしなさい!」

そんな瑞樹の首根っこをつかんで無理やり止めたのは二階堂梨紗(にかいどうりさ)

高校学校卒業後にバイト代を元手に始めたFXでサラリーマンの生涯年収の10倍以上を稼いだ彼女は、高校時代の同期である瑞樹たちを誘って高級コテージに宿泊していた。


「痛いなあ、首をつかまなくたっていいだろ?」

「うるさい。迷惑かけるあんたが悪いでしょ」


二人が言い争っていると、けたたましい警報音とともにアナウンスが流れた

『お客様へ、緊急のお知らせです。山頂部で今朝の吹雪が原因と思われる小規模の雪崩が確認されました。安全面の懸念から、本日のゲレンデ滑走を全面中止といたします。至急、ロッジまたはゲレンデステーションまで避難してください』


「どうする?」

「ロッジのほうが近い。ステーションまでの距離を考えればロッジのほうが安全だろう。」

瑞樹は陽の問いに先ほどとは別人のように真剣な顔で答える




ロッジで瑞樹たちを待ち受けるものとは…

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