第二話「節分」
2月3日。節分だ。未来は玄関にヒイラギにイワシの頭をブッさしたやつを
飾っていた。節分は鬼ヶ島以外に(昔からの鬼の住みか)わずかにいる数十人の鬼の動きが
活発になる。場合によっては町に降りてくることもある。
未来「いやー終わったなあ!メンドクサイナア」
吉川家恒例の山と町の見回りだ。
未来(よりによって山で俺一人かよ…卓也兄は町、茜姉は学校で節分の授業だしな…)
茜は学校で霊妖(霊や妖怪の対策や歴史)の先生をしている。
朝食を食べると山に入った。未来は光銃刀を癖で親指で触りながら進む。その時
落ち葉が踏まれる音が聞こえてきた。未来は光銃刀を握りしめながら様子を伺う。
未来(なんだ熊か…。)
そんなことを思いつつ(熊でもヤバくないか?)と思ってしまった。慎重に戻ろうとすると
熊が殴られたような音が聞こえ目の前に熊が倒れる。未来ははっと殴った生き物を見た。
そこにはよだれを垂らした鬼がいた。真っ赤な体に腰巻き、大きな金棒を握りしめている。
3mはある。未来は光銃刀を引き抜き構えた。鬼が喋る。
鬼「オレ、鬼ヶ島イヤだ、デモハラヘッタ、人里でヒト喰らう。」
未来「そんなことさせるか…さあ、さっさと終わらせるか…」
鬼「ナマイキ、オマエ喰らう。」
鬼は金棒を振りかざしてきた。未来は避けると光銃刀を斬り付けるが火花が散るだけだった。
未来は受け止め返される。
未来「ぐわッ!?」
鬼「サッキの勢いはドウシタ!!」
未来「くそ~光銃刀でも勝てないのか…そうだ!」
未来は跳び上がり光銃刀を振りかざす、火花が散る。未来はもう一度光銃刀を
振りかざした。しかしまた火花が散っただけだ。未来は何度も何度も振りかざすが
効果はない。
鬼「ドウシタ!!気でも狂ッタノカ!!!」
未来はやっと口を開く、
未来「気なんか狂ってない、作戦さ、金棒が一度で切断できないならなんども攻撃すれば
いいってな…」
鬼「ダカラさっきカラ1ヵ所ヲ!!!」
未来「これで終わりだ…オラァッ!!!!」
未来の渾身の一撃。金棒は切断され、鬼諸とも吹き飛ぶ、
未来「光聖斬り!!!!!」
鬼から黒いオーラが出てくる。光銃刀は黒いオーラに包まれた。鬼は気を失う。
未来はお札を鬼に投げる。鬼はお札に吸収され、未来の手に戻る。
未来「よし、任務完了か…」
そう言うと未来は光銃刀を納め、下山しはじめた。




