天国へのラブレター
私が小説サイトを復活させようと思った理由があります。
それは天国へ行った祖母へ
ネットで手紙を書くことです。
インターネットという
電波に乗り
祖母の下へこの手紙が届きますように・・・
ばぁちゃんへ
私の人生を変えた人が
何人かいるとしたら
その中のひとりに
ばぁちゃんがいるでしょう。
ばぁちゃんは
愛情を信じられない私に
愛情を感じさせてくれた人でした。
無償の愛情を感じて
どれほど幸せだったか。
頑固で素直じゃない
ばぁちゃんと
私は気が合ったのでしょうね
どの孫よりも一緒に出かけて
多くの時間を私と過ごしてくれました。
死ぬ少し前には
病気で家にこもりきりの
私を心配して
一日置きに私のところへ来て
私と一緒にいてくれました。
少し元気になった私に
家のリフォームをするからと
部屋の片づけを手伝わせました。
でも、あの時本当は
死ぬ前に身辺の整理をしているみたいじゃない・・・
と思いましたが
そう言えない私が居ました。
そう感じてしまったのは
間違いじゃなかったのかもしれません。
けど
長生きして欲しかった・・・
今考えると
そう予感しながらも
長生きして欲しい願望が
言わせなかったのかもしれないと思っています。
ばぁちゃんは
私に自分の味を伝え
自分の家族の写真を探させて
最後の死ぬ間際に私に電話をくれました
今にも消え入りそうな
ばあちゃんの声に
どうしてもっと励ませなかったのかと
後悔する私に
ばぁちゃんを助けだす夢を見せてくれました。
本当に本当に
幸せでした。ばぁちゃんと過ごせた時間。
一番長く共有できた孫として
この上ない幸せを感じます。
でもね。
寂しい。
本当に寂しい。
今でも信じられません。
いっぱいいっぱい伝えたいことがあるよ。
働きに出られるようになったんだよ
一年も仕事続けられたんだよ
もう一人ひ孫が産まれたよ
姪っ子が春から年長さんだよ
甥っ子は幼稚園に入るんだよ。
もう伝えられないのが寂しいです。
亡くなった時
私は体から
何か大きなものが
欠けて落ちていくのがわかりました。
体調も崩しましたが
これ以上ばぁちゃんに心配をかけてはいけないと
立ち上がり仕事を探しました。
ばぁちゃん、まだまだ頑張れてないことのほうが
多いけれど
心配かけないように頑張ってるよ。
生きている間に言えなかったけど
ありがとう。
私のばぁちゃんで居てくれて
そばに居てくれて
沢山の愛情をくれて
感謝の言葉以外浮かびません。
また、もし生まれ変わっても
ばぁちゃんの孫で居たいです。
何年かして
私がそちらに行くときは
迎えに来てね。
それまでは
こっちで頑張るからね。
最後に。本当にありがとう。
この手紙が届きますように。