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僻み


私は部下たちに指示する。


「買え! 買い尽くせ! 高くても()い、金に物を言わせて買い尽くすんだぁー!」



• • • • • 



公園の片隅で女の子が夜景を見ながら流れ落ちる涙を拭っていた。


それを見て私は声をかける。


「どうしたの?」


女の子は私に警戒の目を向けたが訳を話してくれた。


「今日はバレンタインなのに、チョコレートの値段が高すぎて憧れの先輩にチョコレートを渡す事が出来なかったの」


「そう言えばテレビや新聞で、誰かがカカオを買い占めたと言っていたな。


可哀想に」


『なーんてな、世界中のカカオを買い占めたのは私なんだよ。


バレンタインなんて無くなってしまえは()いんだー!』






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