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風雷坊!  作者: カタルキ
一章、炎
12/17

十二、 旅人の記録 其ノ弐

 

 オ・キ・ニ・イ・リ・ガ

 入ってるよ入ってますよ!! 幻覚?(ほおをつねる)

 いや、あるっ、入ってる~~~っ!! ドバッ(作者が涙を流す音)

 村で新たな書物を見つけることができた。

 『七業の歩み』と書かれたその本は、何かの地図のようであった。

 興味本位でめくっていた私はとある綴りに目を射とめられる。

 そこには、下記のことが記させていた。

 

「風が吹き荒れ、大地は唸りを上げた。

 そこへ雷が怒れる剣となり、妖の頭を射抜いたのであった。

 かくして牛頭の魔――吽泗ごうしは自身の住み家であった洞穴に封じられた。

 村には平和が戻り、彼の仙人たちは人知れず南へ向かうのであった。」


 何かの物語であるのか、それとも事実を基にした伝承なのか。

 

 記載されていた『吽泗ごうし』というのは、多くの文献でその名を見ることができる。

 

 牛頭、蛇身にして、地に穢れを放つ大妖。人の弱気心に取り入り、暴虐を尽くす。

 何の因果か、村から数百離れた崖には吽泗が封じられたとされる洞窟も存在している。

 

 この書の作者は分からなかったが、幸い年代を読み取ることができた。

 

「乱世三十八年三の月」


 百年前、当時の王国では年号を『乱世』と定めていたらしい。

 もしこの書に書かれていることが事実だとすれば……。

 

 私は、これより仙人達の足取りを辿ろうと思う。


                       覇明三十九年四の月――著 りゅう 唐辰とうしん


 

 


 それにしても、ここの酒はうまい。

 酒には魔よけの効果があるらしいので、旅に備え大量に購入しておいた。


 驚いたことに原料は川魚らしい…全く、誰が思いついたんだか。

 

 はい、取り乱しました。嗚呼、うれしやうれし。まだ涙が止まらない。ズビビ(作者が鼻をかむ音)

 本当に。こんな作者でも読んでくださる皆様方、ありがとうございまぁすッ!


 ということで、旅人の記録ぱーと二です。(これから各章が終わるごとに入れる予定)定義上、記録が入ると次の章となります。

 

 でもまあ。ついに本編突入です。


 次回の更新は明日辺りに実行します。(←前回そう言って00時01分に更新した人)

 では、ご清聴ありがとうございました~。

 

 

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