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幻想奇譚

曇天の花見、喧騒の博物館

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

大変お口が悪い、雨三本立てだとそろそろネタが無い……( '-' )

という事で渡の友人ちゃん登場です。

こんちゃーっす!!⸜(*ˊᗜˋ*)⸝

生憎の雨だった。多くの人々が傘を差して、駅のホームから吐き出される。真上から見たら水を零した様になっているんだろう。私はそのうちの一粒として混ざり混み、目的の場所へと向かった。

花見をしに来たのだ。長い間電車に揺られて、微睡んで。真っ白に輝くお天道様の元で、舞い散る桜を拝観しに来たのだ。けれども気紛れな天気は何時の間にやら曇天に変わり、雫を零し始めた。この天候ならば人も居ないだろうと高を括っていた。しかし私と同じ考えの人々は数多く居て、傘を片手に雨桜を楽しんでいた。

不味ったなぁと思ったのも束の間。 雨に濡れた桜は大層べっぴんだった。花弁から放った、幹から吸い上げた雫が光沢を放ち、淫らにも輝いている。時折芳香でも漂わせる様に、花弁を幾つか舞い落とす。哀愁漂う涙の一粒。アンタが女で、私が男ならば、口説いていたかも知れない。

時折聞こえる関西弁。私以上に距離を持って、遥々眺めに来た客人だって居るのだ。愚痴はこれぐらいにしておこう。

そう思って、雨止みを待つ為に近くの博物館に立ち寄った。此処も大層な人混みで溢れ帰り、いつも以上の賑わいを見せている。どうにも私の性として、盛り上がっている物を見ると、何かが開催されているのかと勘ぐってしまう。如何せん日本一を誇るであろう規模の博物館なのだ。毎週何かをやっていてもおかしくはない。けれどもその何かは見つからず、結局何時もの様に、人の居ない片隅で腰を下ろすばかりである。

実はこの景色が好きだったりする。展示物をふらりと眺めるのも好き。でもそれ以上に、展示品に交わって喧騒に耳を傾けるのも一興だった。はしゃぐ子供。素直な意見を投げる青年。博識な学芸員。その一つ一つが蕩けあって、一つの楽譜を作っている。

この中は博物館ではあったけど、音楽堂でもあった。この世界を外側から眺める観客の一人になって、私はぼんやりと傍観を続けた。贅沢な……一時だった。

さて、帰るとしよう。全てを回った訳じゃない。しかし此処の界隈を全てじっくりと眺めるには、最低一週間は必要だろう。だから良いのだ。これで。

婀娜(あだ)っぽい桜の木も、博物館の中の音楽堂も、どれも私にとって非日常だった。……一つだけ足りないものがあるとしたら……彼奴が居ないことぐらいかも知れない。


おまけ

「ん? なんだ。土産をくれるのか」

別行動をしていた彼女から、画像が一つ届いた。輪っか状の食べ物。所謂ドーナツと呼ばれる代物。期間限定の物を選んだらしく、他の物より派手に着飾っている。そしてその後の一文。

――お前にやる。拒否権はねぇ。

視線を逸らしながら、袋ごと押し付ける様が浮かんだ。

作者も口が悪いので、ご不快に思われるかも知れません。逃げましょう( '-' )


意外と人が多い!! 某所!! (花見と博物館と来れば何も言いません)

時折聞こえる関西弁、「○○るんやろか……」等々を聞き、

「曇天に態々……。電車乗って……(((((((( ;゜Д゜)))))))ヒィィィィ」

訳:

此処、好みに合えば凄くいい所ですよ。風邪引かないで下さいね。

と思ってフラフラしてました。


雨降っても綺麗なもんは綺麗です。色気増した桜を見てきました。

何時もは空いている博物館に人が入ってました。

ビビりました。ヽ(ヽ゜ロ゜)ヒイィィィ!!


でも楽しかったです。

ガヤって遠くから聞くと夏祭りの終わりみたいで何とも切なく、どっかに迷い込んだ気がします。


渡の友人ちゃんは恋愛的に好きな相手には物凄くツンデレです。

親愛の方が行動的に恋愛してると思います。

行き着く先は羞恥である!!(恥ずかしいからこうなってるだけ)

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