眠り
止まり行く時の中で夢をみた
目をつむり口を閉じ静かな時間が永遠と続く
目を開けるときは新しい生命として
または遥かな時間の果てで無いことを祈り眠りにつく
願わくばしばらく手を握っていてほしい
それがささやかな願い
願わくば子守唄の代わりに談笑を聞いていたい
明るい声は心落ち着けるから
旅立の準備は整っている
生まれた時からの思い出はきつく胸にしまっている
これ以上こぼれ出さないよう
繰り返し繰り返し思い出し何度も何度も詰め込んで
何度も何度もかき集めこれ以上こぼれ出さないようきつくしまいこんだ
さぁ臆すことなく不安がることなくいつものように眠りにつこうまた夢が覚めていく